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多崎礼 / 講談社 (129件のレビュー)
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総合評価:
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guri
このレビューはネタバレを含みます
1巻2巻と読み進めてきて、特に2巻の表題「月と太陽」が何を指すのか分かった瞬間、おぉ…!と思った。(うまい表現ができないけれど、スターウォーズのEP3をはじめてみて、EP4-6と繋がった時のような感覚(笑)) 今回の登場人物は双子の兄弟、アーロウとリーアン。 才あるリーアンを妬ましくも憧れ、自分には何もないと思い続けていたアーロウ。よく考えたら男性メインって初だよな? リーアンの執筆の為の下準備として、秘められた英雄テッサの情報を探す旅から物語がはじまる。 イジョルニ人のあの劇作家さえいなければ、リーアンの名作はもっと生まれたのかもしれない。でも、そうなると月と太陽自体が存在しなかったかもしれない。 あのとき、あぁしなければ、こうでなければ、と物語の展開を全て知る側はいくらでも思えるけれど…正しい、自分に本当に良い選択ができたかなんて後になってみないとわからないものだよな、と。 もういい加減に慣れてきたが、結末はやはり救いがない。ハッピーエンドとまでは求めないけれど、ようやく双子が分かり合えて、お互いの自分の気持ちに正直になって、本音で向き合えるようになってきたのに… 色々な思いを抱えながら紡がれてきた、レーエンデに自由を!の想いが、この先どう広がっていくのか見守りたい。 喝采か沈黙か、って改めて良い表題だなぁと思った。
投稿日:2024.06.14
kei
いよいよ物語が動き出した! 今作の構成は、合間に劇が入ってきて、どんどん盛り上がっていく感じ。とても読みやすくて、好きな作りだった。 双子の心情もよかった。ラストは相変わらず切なかったけど。 早く続き…が読みたい。続きを読む
投稿日:2024.06.12
学而文庫
シリーズ累計13万部突破! 絶賛続々の王道ファンタジー ☆☆☆ 運命の幕が上がる。 たった一曲が世界を変えた。 灯火(はじまり)は、愛を知らない双子だった。 ☆☆☆ ルミニエル座の俳優アーロウ…には双子の兄がいた。 天才として名高い兄・リーアンに、特権階級の演出家から戯曲執筆依頼が届く。 選んだ題材は、隠されたレーエンデの英雄。 彼の真実を知るため、二人は旅に出る。 果てまで延びる鉄道、焼きはらわれた森林、差別に慣れた人々。 母に捨てられた双子が愛を見つけるとき、世界は動く。続きを読む
投稿日:2024.06.11
YM
2024/06/10 読み終わった レーエンデ物語第3部。 なかなか面白かった!1〜3の中で一番面白いと思う。2からまた100年以上が経過した世界が舞台で、劇場業を営む双子の兄弟が伝説の英雄テッサ…の影を追うという物語。1と2をベースにしており、やっと物語が繋がってきたという感覚がある。あの時のこの場所って今こうなっているんだ、あの話ってこういう風に伝わっているんだ、など。 前作までの激しい戦いや戦争の描写は無く、平和な世の中、ただし差別や理不尽は健在、という舞台で物語は進んでいく。レーエンデに自由を!の呼び声は、前作に比べて影を潜めている?と思いきやラストに向けて…。この呼び声は次作でどんなうねりになるのか。楽しみ。 副題の「喝采か沈黙か」にも、なるほどの意味が込められている。続きを読む
imipu
うーん 起承転結の転の部分にあたるのか いまいち面白くなかった お互いにすれ違い過ぎではと感じた おそらく次に繋がる革命になるのかな? これ単体では革命ではないような
投稿日:2024.06.07
dai-4
これは実に素晴らしい。読み手の中にも、だんだんとレーエンデ情報が集積されてきていることもあり、その世界像の中にもどっぷり浸れる。今回は、第2部との連続性が強く押し出されていて、同作に感銘を受けた身とし…ては、追体験としても楽しめる結構。極細部までは覚えていないからきっと見落としもあるんだろうけど、以前の登場人物と繋がるであろう面々が顔を出すのも面白い。まだまだもっともっと、革命の話を聞いてみたい。続きを読む
投稿日:2024.06.06
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