【感想】「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史

辻田真佐憲 / 講談社現代新書
(25件のレビュー)

総合評価:

平均 4.0
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ブクログレビュー

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  • たかこさん

    たかこさん

    日本の神話が戦前のプロパガンダにどう使われてきたのか、体系的に整理された良著。明治維新からひもといた点が特筆される。

    投稿日:2024.07.15

  • jerico

    jerico

    神話は実話かどうか実証できない分、良くも悪くも解釈の自由度があり、状況によって利用されがち。
    それは日本だけではなく、キリスト教なども同様。

    投稿日:2024.06.11

  • ginkan2

    ginkan2

    このレビューはネタバレを含みます

    スタンスの置き方が難しい時代を極めてバランスよく記述してありました。日本の神話って名前が難しくてなんか取っ付きにくかったのですが、ザックリわかり易く纏めてあり、有益。確かに神話を踏まえないと戦前は理解できませんね。架空であるが故に自由度の高い神話をネタとして急速な近代化を進め、その後、逆にこのネタにしばられるようになってしまった日本。物語がないと国民国家はできないが、物語の行き過ぎが自滅をもたらす。歴史は繰り返す。やはり冷静な勉強は大事ですね。良書。

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    投稿日:2024.05.16

  • あるふれっと

    あるふれっと

    なんか見たことある主張だなと思ったらプロパガンダ研究の人だ。と気づいたのは読後。「戦前」というキーワードには、様々な思惑により恣意的に加工された産物であり、その正体を捉えるのは難しい。タモリ発言「新しい戦前」という言葉も、プロパガンダ化することで、後乗せサクサクてんこ盛りのバズワードに仕立てたい輩の思惑を感じる。続きを読む

    投稿日:2024.05.07

  • リン/タロー

    リン/タロー

    大日本帝国を宗教国家として見た時の、奇妙な天皇崇拝はどうやって形作られたのか?
    明治からの政府が作った上からの宗教と、草の根的な下からの宗教が結びつく流れが面白かった。
    木村鷹太郎、通称キムタカのオカルトとしか言いようのない日本書紀はそもそも世界の話をしていたという解釈は、抱腹絶倒するほどに面白いと同時に、これだけ賢い人がオカルトに傾倒してしまうというオウム真理教の様な怖さがあると感じた。続きを読む

    投稿日:2024.03.30

  • まつ

    まつ

    このレビューはネタバレを含みます

    タイトルから少し怪しいイメージをしていたが、読んでみたらしっかり分析してあり勉強になった。

    初代神武天皇など昔は祀られていなかった人が国威高揚の為、祀られるようになったと言うのが驚きだった

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    投稿日:2024.03.28

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