【感想】「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史

辻田真佐憲 / 講談社現代新書
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
5
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ブクログレビュー

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  • リン/タロー

    リン/タロー

    大日本帝国を宗教国家として見た時の、奇妙な天皇崇拝はどうやって形作られたのか?
    明治からの政府が作った上からの宗教と、草の根的な下からの宗教が結びつく流れが面白かった。
    木村鷹太郎、通称キムタカのオカルトとしか言いようのない日本書紀はそもそも世界の話をしていたという解釈は、抱腹絶倒するほどに面白いと同時に、これだけ賢い人がオカルトに傾倒してしまうというオウム真理教の様な怖さがあると感じた。続きを読む

    投稿日:2024.03.30

  • まつ

    まつ

    このレビューはネタバレを含みます

    タイトルから少し怪しいイメージをしていたが、読んでみたらしっかり分析してあり勉強になった。

    初代神武天皇など昔は祀られていなかった人が国威高揚の為、祀られるようになったと言うのが驚きだった

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.28

  • Thomas Hudson

    Thomas Hudson

    博識で広範囲の史料からよく拾ったと思うが、ただそれだけで、国家の無能や責任に対する言及は薄く、命を落とした人々に寄り添う内容とは言えない。

    投稿日:2024.03.17

  • La place

    La place

    日本神話をほとんど知らなかったので読むのに苦労しましたが、いかに神話が都合よく解釈され、利用されてきたかよく分かります。
    東西問わず様々な宗教に共通することですね。

    投稿日:2024.03.10

  • hifumi1232001jp

    hifumi1232001jp

    「戦後民主主義の永続・発展を望むにせよ、21世紀にふさわしい新しい国家像を描くにせよ、自分たちの立場を補強する物語を創出して、普及を図るしか道はない(8頁)」「人権も平等も皇室制度も貨幣も共産主義もすべて虚構であ(8頁)」れば、より良いところを鍛え上げていくための物語が必要。戦前は、国家も国民も神話を利用したことを神話の地に建つ顕彰碑などを含めて知る本でした。続きを読む

    投稿日:2024.02.03

  • tokyobay

    tokyobay

    「上からの統制」だけではなく、「下からの参加」も視野に入れて、神話と国威発揚の結びつきを考える試み。ファシズム論争では西欧は「下から」日本は「上から」と説明されることが多いが、日本において「下から」の視点も描いている点が興味深い。
    全体的には文化史的な視点で書かれているような印象を受けるが、「顕教」による「密教」討伐、後期水戸学系の道義国家論(努力論)や国学系の神聖国家論(宿命論)の循環等々、思想史的な視点もあるのも有意義である。
    「実証なき物語は妄想であり、物語なき実証は空虚である」という指摘は在野の研究者ならではの発言であり、結論として戦前とは国民的な物語で及第点を出した時代であり、それを超克するのなら、別の国民的な物語を創出するほかはないと論じているが、現在の言論環境で果たしてそれが可能なのかという疑問が残る。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.05

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