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渡辺茂 / 東京大学出版会 (1件のレビュー)
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すあま
擬自種主義・擬自己主義的な思考の傾向とロマン主義が擬人主義の起源。心理学のなかに根強くある擬人主義についても整理されていた。 印象に残ったのは、心は内在的なものではなく、それを認識する側のその認識のな…かにあるという指摘だった。多かれ少なかれ他者はじぶんと同じように考え、行動しているとおもうことでやっと他者と共存できるということなのかも。もちろん、それは、「私」がいまこの瞬間に経験している「心」と同一ではないのでは? ということは言えるわけだけど。心とは何かっていうのは定義を決め難い問題だよなあ。心に関する話だと、伊藤計劃『ハーモニー』がおもしろかったなあというのを思い出したので、また読み直したい。続きを読む
投稿日:2023.12.19
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