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東雲, 凩はとば / アンダルシュノベルズ (3件のレビュー)
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mira-in
このレビューはネタバレを含みます
色々偏ってたかなーとは思う。 そして、とても中途半端でもあって、そこが無理だったなー。 最悪な伯父一家とか、奴隷商とか男娼館のオーナーとか、良いもの側の王子とか側近とかね、色々出てくるけどキャラがどれもどっちつかずで浅かったし、起こる出来事も厚みのない深みのない中継地点ありきな出来事が続くだけで、驚きも発見も何もなく。。。 そもそも、導入前のキャラ説明を見ないで読み始めるのが常なのですが、誰が攻だか全くわからないまま進んでいくうえ、キャラがどんどん出てきても、その性格がイマイチで。さらに表紙のムチムチからは想像できない人間性と、攻の見た目の麗しさと陰キャラが合ってないし、このムチムチと金髪キャラのあれこれのバランスが悪すぎて全然。。。
投稿日:2024.01.07
ひーこにゃん
実直で純真無垢ってだけで好きになるキャラクターですが、ダニエルの物の考え方や捉え方がすごく好きです。 ダニエルの日常的な小さい事に対しても妹に対する大切にしたい。という気持ちも切なくていじらしくてとて…も好感が持てました。 それはそっくりそのままフローラにも当てはまるんですが本当に愛しい兄妹です。 人物の言葉や行った行動に対してぐっとくることは多いですが、この作品はもっと小さな部分も好きで、表現や言葉の選び方一つ一つが丁寧に書かれているからだと思います。好きな作家さんがまた増えました。 さて、ダニエルに執着するエドワルド。学生時代のエドワルドの塩対応ぶりはなんとも言いがたいほどでしたが、一転して一年後のローザという人物とのやりとりは一番ヒヤヒヤしながらゾクゾクしてしまいました。 うん。待ってた期間が長かったからこじらせ方が仕方ないけど、ローザのあの発言後だと思うとなりふり構っていられないですよね。 そんなエドワルドが自覚した後のその気持ちを「得体が知れなくて恐ろしいのに、決して手放したくはないと思えるほど愛おしかった」という表現には涙が溢れました。 エドワルドの過去を知った上でダニエルへ向ける執着と激情を考えると仕方ないと思えることもあるんですけど…。 後半にエドワルドがことあるごとに「ニーノ」とダニエルを呼ぶんですけど、意味がわかると、呼ぶたびに、あぁあっ、って身悶えるのでご注意ください。続きを読む
投稿日:2023.06.05
しにぞこ
まあまあ面白かった。文章も展開も丁寧。ただ主人公が奴隷になり攻めに拾われるまではあらすじで分かってるのに、そこまでを時系列に淡々と描くのであらすじまでが結構ある。例えば主人公が学園で成績を残そうと奮闘するんだけど、読んでる方は奴隷になるの分かってるからそれはもうどっちでもええねん!的な。冒頭に攻めに拾われるシーン入れてから過去回想が始まるなら分かるんだけど 殿下にしても娼館のオーナー(主人公を調教までして)にしても描写がここまで丁寧なんだから後々の伏線だろうと思ったらそれっきり。攻めの登場シーンもこれが攻め?となる。物語としてはうーん?となるけど、実際の人生なんてそんなもんと言われればそう。またこのわざとなのか分からない書き方のせいで先の展開が読めない部分もあったのは逆に良かった 主人公が嫁入りして妹が領主を継ぐのはどうかなと思ったけど、主人公が殿下の側近になるなら無職じゃないからまあ 難はあるけど読んでて楽しかった
投稿日:2023.06.04
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