【感想】禁じられた館

ミシェル・エルベール, ウジェーヌ・ヴィル, 小林晋 / 扶桑社BOOKSミステリー
(10件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • tamako

    tamako

    1930年代のフランスミステリ。富豪が気に入って引っ越してきた館は、これまで所有者に災いがふりかかった”禁じられた館”だった。彼にも「出て行け」という脅迫状が舞い込み、ついに事件が起こる…
    どこにも逃げ道がない館から姿を消した犯人というきわめてシンプルでオーソドックスなストーリーだが、推理は二転三転。捜査陣がみんないけすかない感じで感情移入できないのが辛かったものの、端正な本格という感じで面白かった。続きを読む

    投稿日:2024.05.29

  • 松原穂乃花

    松原穂乃花

    「禁じられた館」読了しました♪
    所有者に災いがつきまとう、曰く付きの館に引っ越してきたヴェルディナージュ、住み始め間もなく立ち退きを催促する脅迫状が届く、そして間もなく、最悪の事態に…
    果たして事件と館の因果関係とは…
    本書は1932年のフランス作品です
    作品がフランス感(ロマンチック性)が若干弱く感じました
    作品全体的にも面白さが感じられる出来となっており、とても楽しかったです♪
    次回作が楽しみです♪
    続きを読む

    投稿日:2024.05.22

  • bookmania1105

    bookmania1105

    埋もれた傑作とのこと、確かに面白く読ませて頂いた。
    殺人が行われた時の状況を繰り返し書かれているのには、多少飽きもしたが、見事に事件が解決された。
    しかし、その解決の決め手の一つの事柄が、成程と思わせれる反面、その事をその時に、その場に居た人たちは何故に気が付かないのだ。
    隠す暇もないし、痕跡が消えるのには相当の時間が掛かるのだから、その事だけが疑問として残るんだよね。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.04

  • yutan2278

    yutan2278

    飲食産業で成功を収めた富豪のヴェルディナージュが、マルシュノワール館に引っ越してくる。これまでの所有者には常に災いがつきまとってきた曰く付きの館だ。
    再三舞い込む「この館から出ていけ」との脅迫状。
    たして雨の夜、謎の男の来訪を受けた直後、館の主は変わり果てた姿で発見される。
    どこにも逃げ道のない館から忽然と姿を消した訪問者。捜査が難航するなか、探偵トム・モロウが登場し…。
    フランスミステリーといえばツイスト博士シリーズのポール・アルテがすぐに思い浮かびますが、それよりも50年も前に書かれた本作は、なかなかどうして面白かった!次作も早く翻訳されないかなぁ。
    続きを読む

    投稿日:2024.01.09

  • yoshi1004

    yoshi1004

    いやいや凄い。1930年頃の作品。古典ミステリー
    らしく全てが仰々しく始まる。一転面白くなるのは素人探偵が出てきてから。ポアロと似ているが、どちらが先なのかな。前半退屈したが、後半は凄く面白かった。

    投稿日:2023.12.27

  • あおこ

    あおこ

    このレビューはネタバレを含みます

    このミスで紹介されていて気になり、購入。
    探偵役、結局その人?という驚きが大きかった。
    だれが謎を解くのか後半まで明かされずというのは新鮮。私立探偵が一枚噛んだのは結局ビジネスだったということなのでしょうか。
    巻末より 埋もれている古典名作を見つけようとする、訳者の方の情熱と楽しそうな様子がとても素敵でした。これからの名作発掘も応援しています!

    レビューの続きを読む

    投稿日:2023.12.18

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