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加藤陽子 / 毎日新聞出版 (10件のレビュー)
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総合評価:
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エンコルピオ
未来のために過去がある、と言いたくて本書は書かれたそうだ。 前作「この国の形を見つめなおす」の第6章の書評を通じて著者の思考や指向を開陳したスタイルを本作では全面的に展開している。 著者の1930年代…の日本の軍事と外交に資するような文献が多い。 それでもジョンルカレや近代史と一見関係のないタイトルも見かける。 全体の構成としては以下の通り 1 国家の役割 2 天皇という孤独 3 戦争の教訓 4 歴史を読む 5 作品に宿る魂 本書で取り上げられた書物はほとんど読んだことのないものばかりだが、以下興味をもったものを記す。 1から「情報参謀」「インビジブル」「帝国の計画とファシズム 革新官僚、満州国と戦時下の日本国家」 2から「天皇と東大」(この書は引用されただけ)「東京裁判を読む」 3から「戦争」大岡昇平 4から「地下道の鳩」 床に入る時のパートナーに相応しいかな?続きを読む
投稿日:2023.12.07
youkeypp
このレビューはネタバレを含みます
歴史には、様々な切り込み方がある。特に情報の多い近代については、どこに立脚するかで見える歴史が変化する。歴史の専門書を紐解くことは、ほぼ無い。けれど、そのエッセンスだけでも十分に楽しかった。「歴史を知る読書」より、自分には感じる面が多かった。
投稿日:2023.07.26
yasq di Fontana
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/iryojujisha-todokede-sys.html
投稿日:2022.12.12
dai-4
専門書についての新聞書評が、やたらハードル高く感じてしまうのは、やっぱ自分の知識量不足のせいなんだよな…と改めて感じさせられる本作。”それでも日本人は~”で、分かりやすく噛み砕かれた論評にやられたクチ…なんだけど、あれはあくまで、高校生相手だったってのもある訳で。その流れで、入門書的な本の紹介を期待していたんだけど、なかなかそうはいきませんわな。自分が読んで興奮した書を勧めるとなると、それが専門分野となるとなおさら、見える景色が全然違うもんだな、と。でも、自分の無学を思い知らされる読書体験も必要かな、と。って、そればっかな気もするけど。続きを読む
投稿日:2022.12.07
おとん
歴史に関心無くても「エッそうだったんだ」と驚きと気づきある、お得本。歴史から炙り出される、この国の現状と世界情勢。歴史を未来を創り出す力にしなければならないが、繰り返されるばかり。ウクライナ侵攻と国際…社会の支援も素直に見られなくなる。供物?なんだろうな…結局。「公共的記憶すら持てない日本」「民力含めた広義の国防」「人間の常識に敬意を払いつつ世間の常識を批判する」とても紹介された本まで届きそうにない…無念。続きを読む
投稿日:2022.11.07
keithforest
近現代史を語る上で非常に参考になる書籍を加藤陽子が評する本で、この分野に興味を持つ人々にとっては大変に危険な本だということもできるだろう。というのは次から次に読まなくてはと思ってしまうので、いくら手元…に金があっても間に合いそうにない。 さすが加藤陽子である。続きを読む
投稿日:2022.10.19
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