【感想】身体の言い分

内田樹, 池上六朗 / 毎日新聞出版
(15件のレビュー)

総合評価:

平均 3.4
1
3
5
1
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ブクログレビュー

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  • kaze229

    kaze229

    わかる人には
    たまらなく 気持ちよく
    すんなり 入ってくる

    わからない人には
    まったく 取っつきようがない

    それで 全くいいのだと思います

    本を読む というのは
    本来 そんなものであると
    思っています続きを読む

    投稿日:2023.11.16

  • 辺土名小次郎

    辺土名小次郎

    帯表
    チャンスはつかむものではない。
    やってくるものである。
    世界が変わる。
    生き方が変わる。
    人気哲学者と革命的治療家がくりひろげる、神秘にみちたカラダの話。
    発見と驚きの〈身体論〉異色のロングセラー待望の文庫化!
    帯背
    正しい時、正しい場所に、正しい仕方で
    帯裏
    自分はいったいこの世界にどんな「ミッション」を託されて送り出されたのかとふと考えることがあるとしたら、頭を悩ませる必要はありません。
    ご縁に導かれて進めばいいのです。
    ご縁が必ずみなさんを「いるべきとき」に「いるべきところ」に導いて、「なすべきこと」をさせてくれます。
    みなさんの仕事は「ご縁」が接近してきたときに、それを感知して損なわないこと、それだけです。
    ー本分より
    本書は二〇〇五年七月に毎日新聞社より刊行されました。
    「身体の言い分」文庫版のためのまえがき
    第七章 文庫版ボーナス・トラック対談
        正しい位置はどこですか?
    文庫版のためのあとがき
    続きを読む

    投稿日:2022.08.09

  • やまたく

    やまたく

    三軸修正法の池上先生との対談本。いつも通りの内田老師のトーン。
    ・哲学は複雑な学問であると思われがちだが、世の中の方がよっぽど複雑であり、その点ではかなり正直な学問である。
    ・頭で感じる快不快と、身体で感じる快不快は異なっている。それを識別できない人が多い。頭で感じる快というのは幻想的なもの多い。政治的陶酔やイデオロギー、はたまた身体毀損によるもので、おおむね幻想的な快楽であるが、身体的な快はじっくり、ゆっくり感じるもの。多くの人が、幻想に惑わされやすい。過度なダイエットやピアスなどは明らかな身体毀損であり、身体的には不快であるにもかかわらず、頭で感じる快の強さに押し負けて、快楽と誤認しがち。もっと、身体的な快に耳を傾ける必要がある。
    ・目の前にあるものの価値を構成しているのは、先取りされた未来の喪失感。実は、今の目の前のもののかけがえのなさを担保しているのは未来の喪失感であるというワードはとてもしっくりきた。その考え方を推し進めると、今を生きていてつまらないという人は、自分が死んだときに人生を回顧してどう感じるかということの想像をする習慣がない人である。常に自分の死について考えることが今のかけがえのなさをヴィヴィットに感じられる秘訣。
    続きを読む

    投稿日:2021.12.18

  • herogroove

    herogroove

    今月3冊目
    ★★★
    いや、深いです。池上先生達は野口先生に近い感じかな。
    治療家というか哲学、人格者というか、どこまでも考えてるんだなと。
    治療家でなくてもなにしてもやってけそうな頭脳。
    ちなみに池上先生の息子さんは知り合い続きを読む

    投稿日:2021.11.06

  • キじばと。。

    キじばと。。

    哲学者で武道家の内田樹と、「三軸修正法」という治療法の提唱者である池上六朗の対談です。

    「文庫版のためのまえがき」で内田が、二人の著者たちの出会いが不思議な「ご縁」にみちびかれたものだったということを語っていますが、本編でも身体知にもとづく共感の重要性が指摘されるとともに、そうした原初的なコミュニケーションの回路がうしなわれてしまっている現代の状況に対する批判が展開されています。

    内田の身体論・武道論にかんする本はこれまで何冊か読んだことがあるのですが、もはや言説のレヴェルで説得を試みることを放棄してしまっているように感じられて、どうしてもついていけないと感じてしまいます。フランス現代思想に造詣の深い著者なので、「知」に対する批判もそうした文脈で読んでしまうのは、こちらの悪い癖なのかもしれませんが、近代的な「知」のありかたに対する批判から、「身体」や「自然」へと一気に飛躍してしまう著者の身振りそのものも、著者自身の意図を離れて「反復」されるものであり、そうした問題への警戒心のなさが気になってしかたがありません。

    もっとも著者は、言説のレヴェルでの「差異」と「反復」といった問題にはもはや興味がなく、それこそ身体を通して「わかるひとにはわかる」真理を語っているつもりなのかもしれません。
    続きを読む

    投稿日:2021.10.26

  • spica2015

    spica2015

    元気が出た。

    いろいろ抜き出したい所が多過ぎて。
    目次から小見出しをいくつか抜き出す。

    今の自分を肯定する
    チャンスはやってくるもの
    未来はわからないからおもしろい
    取り越し苦労は傲慢である
    元気は自分で決める
    なるべくしてなる
    現実から出発しよう

    1カ所だけ抜書きするとしたら
    "池上 (略)船の用語で目的地をデスティネイションというんですが、途中で嵐に遭ったり海賊や戦争に出くわすと、否が応でも目的地を変えなくてはいけません。それがディスティニーなんだ、といつか聞いたような気がするんです。人生の目的というものは自分勝手に決めるもので、それを自己実現だなんて思っているのはつまらない人生ですよね。何かに出合ったら、そのベクトルを合成して無理なく生きる。そうしたら、おもしろいことが次から次へとやって来るんだから。人生の醍醐味ってそういうものだと思います。" 270ページ
    続きを読む

    投稿日:2021.05.23

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