【感想】頬に哀しみを刻め

S・A・コスビー, 加賀山卓朗 / ハーパーコリンズ・ジャパン
(56件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
17
23
13
0
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ブクログレビュー

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  • たぁぼ

    たぁぼ

    あれっあっけなく終わってしまった。なんかスッキリしないなぁ〜
    圧倒的な暴力でした。息子が殺されただけであすこまで暴力に徹底する事でが出来るものだろうか?
    言葉遣いが汚いなぁ、読んでいていい気はしませんでした。続きを読む

    投稿日:2024.04.02

  • うみかもめ

    うみかもめ

     政治家のセックススキャンダルに絡んだ殺人事件を端緒に攻撃の応酬が始まる。政治家側は暴走族を母体としたギャング、対抗するのは殺人事件で被害にあった同性婚カップルの父親二人だ。

     セックススキャンダルに絡んだ殺人、攻撃とくれば、かつてダーティーハリーに似たストーリーがあったか?小説の終盤に出てくる拳銃がS&Wの.44口径リボルバーとなれば、リンクさせずにいられない。

     “こてこて”がつくほど保守的な父親二人が差別要因の殺人事件の当事者になることにより、差別観に覆われていた自分たちの感情が息子を愛するということに純化していく。

     2人が歩くと出くわすのは、LGBTQに対する偏見と白人・黒人の間にある人種差別だ。ただ、この小説には、古典的に存在する男女間の格差・差別は俎上にがってこない。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.31

  • まー

    まー

    人種差別やジェンダー問題
    アメリカンな比喩がわからなかったり
    名前がごっちゃになったり
    殺し方がえげつなかったり
    難しかったけど結末が気になって
    読み切った

    投稿日:2024.03.27

  • コプ眠

    コプ眠

    息子を殺された二人の父親が犯人を探し始めると、それを阻止するようなギャングなどが出てくる。二人は息子たちをカップルとして祝福できなかったが、失った今は愛していたことに気付き、受け入れなかった自分たちに葛藤しながら真相に迫る。二人とも服役経験あり、強い。黒人と白人、富裕層とトレーラーハウスで暮らすような貧乏白人、とにかくアメリカの普段目にしない差別感と圧倒的暴力満載でした。殺人シーンあり。
    途中暴力が過激になってきたあたりであまりの好み外れ感から、読むのやめようかと思いましたが、後半は真相が知りたくて一気に読みました。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.22

  • まるる

    まるる

    このレビューはネタバレを含みます

    ゲイの息子夫婦が殺されたところから始まる。葬式の神父もゲイに対して苦言を呈したり、墓にいたずら書きをされたりと、ゲイに対しての差別も学べる話。自分の息子達に理解を示せなかった男親二人が犯人を探していく中で、一人の女が関与していることに気付き、その女は美しいが体は男のトランスジェンダー。彼女との交際を公にされたくないが為に、交際していることを知っていた義理の息子夫婦を殺した母親の再婚相手の弁護士が犯人。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.13

  • fattycatlover

    fattycatlover

    このレビューはネタバレを含みます

    このミステリーがすごい!2024年版海外編の1位だったので。

    バディもの、と言うのだろうか。
    異なった点の多い二人が不本意ながら相棒となり、
    反目しながらも目的を遂行するようなお話。

    ゲイのカップルが殺される。手口はプロ。
    ふたりの父親はそれぞれ刑務所暮らしをしたことのあるつわものだが、
    今は犯罪から離れて暮らしていた。
    同じ犯罪者といっても、人種も異なれば、
    過去の犯罪の種類も現在の生活も異なるが、
    ふたりとも息子がゲイであることを受け入れられなかった後悔と共に、
    ぶつかり合いながら犯人を捜しはじめる。

    ある程度の暴力沙汰は覚悟していたが、
    それぞれの昔のコネや、犯罪者としての経験を生かして、
    警察とは違った道を通って犯人を追い詰めていくのかなと、
    気楽に構えていたら、いきなり人を殺していた。
    息子たちの家に不法侵入してきて殺されそうだったとはいえ、
    ちょっとがっかりした。

    とはいえ、全体的には面白かった。
    二人が次第に相手を認めていく様子や、
    犯罪者ならではの視点で真相に近づいていくところ、
    最後に大暴れするところ、
    いかにも映画化されそうな感じ?
    良い意味で。

    最後は派手な銃撃戦の末、復讐を果たすが、
    生き残った方の父親がなんの罪にも問われないのは、
    都合が良すぎるのでは。
    まあ、そこを含めてハリウッド向けかと。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.12

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