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あさのあつこ / 徳間書店 (10件のレビュー)
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総合評価:
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けん
人は愚かで、恐ろしい。この本から、人間の暗い部分が絶妙な語り口、物語から伝わってきた。著者は良い面も、悪い面も、よく人間を観察してるのだなと思った。
投稿日:2023.10.11
ばきちゃん
主人公は、腕が良いと評判の、盲目の揉み師。他の人の目には、白い犬と天竺鼠にしか見えないが、実は、この世のものでない妖(あやかし?)の力を借りて、治療を行っている。そんな不思議な揉み師の施術を受けて、回…復して本来の自分を取り戻す大店の女将。その周りで起こる残虐な人殺し。そこで、盲人特有の観察力で、十手を預かる親分と協力して犯人を突き止めるお話。 設定も斬新で、とても面白かった。親分とコンビで、困ってる人を助け(体も心もコチコチに凝ってる人は、今も昔もたくさんいる).難事件を解決するようなシリーズものになったらいいな、と思った。続きを読む
投稿日:2023.08.28
kimikokumiken
盲目の若き女性のお梅。 揉み治療法を生業に、凝った身体に触れるだけで、痛みの原因や心の動きが読めると、人気である。 私の知っている昔は、年齢のいったマッサージ師を按摩さんとよんでいたけど、江戸時代は、…揉み師と言っていたのだ! 作者 あさのあつこ氏の 小説の出だしから、お梅と十丸の関係と 十丸が何者なのかと、気になり、読む頁が、進む。 作者の構想の仕方が、上手い! そして、話題を今津屋のお内儀 お清へと、展開して行く。 お清の主人が、昔付き合っていた女性が亡くなるのだけど、岡っ引きの仙五朗が、お梅と同様に、洞察力が鋭い! しかし、江戸時代の小説と思っていたのだけと、十丸や 天竺鼠の先生など、摩訶不思議な 妖怪?が登場してくる。 面白さ、ファンタジー感で、殺人事件を解決して行くのだけど… 読んでいて、人生の重圧を感じてしまった。 今津屋の主人与三郎は、産まれた時から、この店を継がなくては行けない、そして結婚したお清は、店の跡継ぎを、産まなくては、行けない。 身の回りの世話をしていたお加代は、初めては、忠実に仕えていたのに、歯車を違う方向へ回してしまった結果である。 皆、何かしら 背中に 背負っている荷物があるんだと! 最後は、お梅が 盲目になった原因。 これもファンタジー要素一杯! そして、お梅が、又、実家に戻る事が出来るのかと期待感を持たせながら終えている。 続編への道筋なのだろうか?度思いながら見終えた。続きを読む
投稿日:2023.08.03
marumaruchan
天才揉み師のお梅さんに私も揉んでもらいたいです。彼女には私はどんなイメージにとらえられるのだろう。十丸が狼っぽくてかっこいいなあ。
投稿日:2023.04.07
たま
読み終わって思ったこと。あー私も施術してもらいたい。ある日、突然視力を失った少女、人の身体をもみほぐす術を身につけ独り立ちしていく。 施術の場面を読んでると、本当に気持ちよさそうで、思わずリフレクソロ…ジーの予約を入れてしまった。登場人物にも工夫がしてあり、一気読みだった。続きを読む
投稿日:2023.02.01
erierierin
盲目の揉み師、お梅さんが、凝りとともに事件も解決するシリーズになると思われる。 とにかく肩首の凝りがひどい私のところにもお梅さん来て欲しい。頼む。
投稿日:2023.01.31
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