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山内マリコ / マガジンハウス (38件のレビュー)
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no-chindayo
Yumingの綴りにあえてgを入れてingにした、というのがよい。 ユーミンと言えば、私が音楽を聴くようになった頃にはすでに荒井由実として、他のアイドル歌手とかとは別格のミュージシャンという一段違う人…だった。 もちろんそれぞれが時代を作っている人たちだけど、ユーミンの歩いた道が自由でおおらかで、逞しくて、曲そのもの。 この生き方が確かに偉人ぽくて、生まれた家や場所、才能にも恵まれ、なおかつそれを生かすパワーに圧倒される。 そして今なお色褪せない曲の数々!すごい。続きを読む
投稿日:2024.05.07
miyuki
松任谷由実のデビュー直後あたりまでの反省を描いたフィクション。フィクションといっても、資料を当たり、関係者にも取材しているので、ほとんどノンフィクションと言っていいのだろう。デビューして50年を過ぎ、…今も第一線で活躍するエンターティナーである。 私よりも少しだけ、お姉さんの荒井由美。デビュー直後くらい、「荒井由美」という歌手⁈が出てきたよ、自分で曲も作ってるんだって!と、友人たちの間で話題になった。 その歌詞がまさに、当時の私たち世代の心情や私たちが見ている現実を表現し、歌っていることに共感し、周りの誰もが、特に女性たちが夢中になった。 どのような人生を送ると、あのような作品を作れるのか、彼女が、八王子の呉服屋さんのお嬢さん、美大を出ている、ということは夙に知られていたが、この本を読んで、どのように生きてきたかを知り、そのような人生だからこそ、あの楽曲たちを作ることができたのだ、と感じた。 また、当時の文化的背景、特に音楽に関して知ることもできる。当時を知るものには、懐かしさも感じ、若い世代には、ユーミンの半生を少し知ることができる作品。続きを読む
投稿日:2024.04.02
コルベット
ユーミンと言えば曲と 声が素晴らしくマッチ してること♪ 大好きな『やさしさに 包まれたなら』 そして『ひこうき雲』 『ルージュの伝言』他 メランコリックだけど 湿っぽさのない曲調と、 彼女の…声質が醸す唯一 無二の淡い色彩─ なんて、今更私如きが 語るまでもなし。 こうやって生いたちを 知ってからあらためて 彼女の曲を聴くと、 そのスケールの大きさ が、 そのまま彼女の等身大 なんだなあとしみじみ。 ユーミンはユーミンに なるべくして生まれて きたんだなと。続きを読む
投稿日:2024.03.30
c-books
リアルに取材もされているのだろうが、文体が偉人伝のようであるため、ちょっと不思議な読み口。だが環境と運と才能に恵まれた少女がユーミンになるまでを、しっかり見せてくれる。「遠く離れたこの街で あなたのこ…とは知りたいけれど 思い出すと涙が出るから 返事はいらない」という『返事はいらない』の歌詞の解説が秀逸。「わたしの片想いはわたしだけのものであって、あなたのことは好きだけど、別になにも言わなくていい。片想いに身を焦がしながらも、進展は拒否する少女の心理。片想いしている相手がふり向いてくれた途端、むしろ気持ち悪くなって避けてしまう不条理こそが、女の子のリアルだ」。また『ひこうき雲』『紙ヒコーキ』『雨の街を』らは、「空とか雲とか雨とか霧とか、ずっと濡れてるみたいな歌詞なのに、全然湿っぽくない」。特に荒井由実時代の曲たちを無性に聞きたくなった。続きを読む
投稿日:2024.03.16
ひでき
シンガーソングライターユーミンの生い立ち、曲作りの背景を知れて、彼女の作品が著名曲から名曲へ替わって、改めてその曲を楽しめ聴き続けられる一冊。
投稿日:2023.12.30
yuusukee
少女ユーミンの才能が眩しすぎる。 文章中のところどころで、さまざまな歌詞の一部が解体され配置されている。これを見つけると脳内で曲が勝手に再生されBGMとなり文章に色合いを与える。不思議な仕掛けを体験…した。 しかし、優れたアーティストが育つには、親の財力は不可欠なのか。。続きを読む
投稿日:2023.10.29
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