【感想】個性という幻想

ハリー・スタック・サリヴァン, 阿部大樹 / 講談社学術文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ゆうたろう

    ゆうたろう

    すごい、サリヴァン。
    この人を今こそ読むべき。
    アメリカにおけるトランプの邁進とそれに追随する人々や彼らの暴走を一挙に体現した連邦議事堂事件以降の現代において、サリヴァンの訴える対人関係において構築される人間精神の在り方を思考することは、今こそアクチュアルで実利的な効果を上げる。
    ゆるゆるふわふわな日本においてフロイト的な精神分析が広まらなかった一方で、サリヴァンの方法論こそが特に重要かもしれない。
    会社や学校のせいでメンタルやられる人多いし、周りの人の顔を伺う癖が強い日本人には効くんじゃないかしら。
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    投稿日:2024.03.04

  • tsucchy

    tsucchy

    タイトルに惹かれて、読みました。
    歯ごたえがあり、読み終えるのに時間がかかった。
    「個性は、各個人が先天的に持っているのではなく、生まれた時からの対人関係から作られる。」ということらしい。確かに対人関係の歴史は、その人だけのものだ。個人的には、物理的文化的環境も関係があると思うが。
    時代背景として、世界大戦があり、兵の徴用検査に積極的に協力する所など、少し考えさせられた。
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    投稿日:2022.11.13

  • Anony

    Anony

    感想
    人間が持つ集団としての性質。どこまでを一つの集団と定義するのか。思想は優生思想につながる可能性がある。虚心坦懐に論理を見つめる。

    投稿日:2022.10.14

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