【感想】警察医のコード

直島翔 / 角川春樹事務所
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 2.9
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ブクログレビュー

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  • shinpapa

    shinpapa

    かなりの取材をしてストーリーを考えたのが分かるけど、へんこつ過ぎる主人公にしたのは娘さんのことがあったからか。もっと法医学にこだわった方が良かったかも

    投稿日:2023.12.12

  • oooba3

    oooba3

    「すべては死者のために」。被害者の声に耳を傾ける法医学者。彼を支えるのが、新設「ジェンダー斑」の面々だ。

    最近、変人鑑定人の物語を読んだばかりだ。

    この作品の主人公、法医学者の幕旗も、変人。いや、性格的に、
    どう向き合えばいいのか、わからない。

    「名探偵役の人物は変人」は、すでに、定番になっているのだろう。

    素直で、人が好い「名探偵」の話も読んでみたい。
    余計な方向に意識を持っていかれる必要の無い、裏表のない人物。
    (そもそも、そんな人物は、名探偵には、なれないか)

    無愛想、とっつきにくい、めんどうくさい、おまけに死者と話せる、のかと思ったら、
    潜在意識に浮かぶ、娘や被害者と、ぶつぶつと話をする。

    「ヤバい人」に近い。

    ただ、それは、幕旗の過去に繋がっている。

    この作家さんの、前の作品「検事シリーズ」とは、大いに毛色が異なる。
    これはこれで、大いに楽しみだ。

    ま、主人公はともかくとして。

    幕旗を、捜査側から支える、神奈川県警に新設された
    ジェンダー斑の面々が、実に、面白い。

    こっちの方が、主役を食っている気がする。

    個人的には、これからも、こちらの方の活躍が見たい。
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    投稿日:2023.11.27

  • mp_qm

    mp_qm

    映像化しやすい作品でしたね。

    死者に語りかけることで、事実を並べ、真実を追い求める法医学者
    犯罪も多様化するなか、警察組織も対応が迫られ、ジェンダー班を創設し、立ち向かうことに。

    死者の声は、何を伝えたいのか。。。
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    投稿日:2023.11.17

  • ハルめめ

    ハルめめ

    法医学者が神奈川県警と契約して警察医として3つの事件に関わり死者の声を聞いていく。登場人物のバックボーンにいろいろと関係性があった。最初の方の少しホラー風味というか、特殊な設定も後半には主人公の過去が明らかになり解決していく。新たに刑事が増えたりシリーズ化されるのかな。少し作品に入り込むのに時間がかかってしまった。続きを読む

    投稿日:2023.10.25

  • バス好きな読書虫

    バス好きな読書虫

    本屋で見かけて、読んでみたいと思ったが、失敗したら嫌だったので、図書館で借りてよんだ。
    アメリカ帰りの変わり者の法医学者・幕旗と新設されたジェンダー班がタッグを組んで、様々な事件を解決していく中編集。
    正直もっと面白いと思っていたので、がっかり感が否めない。
    幕旗は発するコードの意味も不明、死者の幻影と会話出来るとか言うのも、何だか不気味。
    結局幕旗の過去に何があったのかも、よく分からないまま。
    続編ありきで、描いているのかなぁ。
    ジェンダー班の戸口の昆虫好きは、他の作品を彷彿させるし、突発な設定の割には新鮮味にも欠ける。
    続きを読む

    投稿日:2023.04.30

  • yoru

    yoru


    知識も経験も豊富だけど、風変わりで
    取っ付きにくく無愛想な法医学者の
    幕旗が主人公。

    生者には心を砕かないけれど
    死者の声には真摯に耳を傾ける幕旗は、
    自分に幾つものコード(戒律)を科して
    死者がその体に残した手がかりから死に
    至った事実を探し出す。

    死者に誠実な法医学者が、持てる力を
    余すことなく発揮して解決に力を尽くす物語。

    ーーーーー
    主人公の特異さが全面に出されているけれど、
    深い拘りを持つ理由やNYから日本に帰って
    きた訳が最後までイマイチはっきりされない。

    多分正解だと思われる推測はたつけれど、
    不明瞭さのためにスッキリしない読後感が
    尾を引いてしまう。

    新設された捜査班が事件の解決に奔走するので、
    主人公の背後を曖昧に終わらせた点と合わせて
    今後の続編があるのか、はたまた読み人が
    自由に想像を膨らませるタイプなのかどちらが
    作者の意図だったのか思い悩みました。








    続きを読む

    投稿日:2023.04.04

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