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愛川晶 / 中公文庫 (5件のレビュー)
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gaaco
読むか、読むまいか、迷ったけど読んだ一冊。 落語は少しは好きだし、ちょっと昭和末期の雰囲気に浸りたい気分でもあった。 落語好きが高じて、弟子入りまでしようとした過去を持つ刑事平林定吉と、新人刑事三崎…優子とのバディもの。 キャラの立った二人だが、謎を解くのは黒門町の師匠、八代目林家正蔵。 え? じゃあサダキチさんや優子さんの存在は…と思えてしまうところが、ちょっとどうかと思ったのだ。 たしかに、インベーダーゲームとか、シンナー少年とか、昭和末期の話題は出てくるんだけれど、何か取ってつけた感がぬぐえない。 なぜなんだろうねえ。続きを読む
投稿日:2023.07.10
karaku02
面白い。 八代目林家正三師匠が落語好きの刑事が持ち込む謎を 謎解きしてくれる話。名探偵ぶりが良い。 元々あるシリーズを警察官メインで新たに新シリーズとして立ち上げたもの。 二人の警察官も良いなあ。落語…家目指してたベテランと 美人だけど金太郎みたいな髪型のせいで女性扱いされず 性格もあって刑事の仲間の中で面倒扱いになってる女性。 こういうミステリ読むと毎回落語聞きたくなるけどなかなか手が出ない。今度こそ聞いて見ようかなあ。続きを読む
投稿日:2023.06.23
あまぐも
新シリーズでありながら、続編のように馴染み深い一冊である。 平林と三崎、いいコンビになりそうな予感。
投稿日:2023.05.17
tuppence
大好きな、落語ミステリ。 紅梅亭シリーズや高座のホームズシリーズと地続きなのも楽しい。 というか、そちらに出てきている刑事平林定吉を主人公に据えているものの、解決は八代目正蔵師匠なので、同じシリーズの…ような空気感があって安心して読むことができる。 その上、刑事の視点からの事件だし、新人刑事も落語が大好きということで、さらに楽しくなっている。 1編目、放免祝いでの「武勇伝」の顛末には笑ってしまった。ちょっと自業自得の面があるだけにw 続く2遍もお見事。ちょっと、あれ?と思ったようなところが伏線になっていたりして、あれか!となるのがいい。膝をぽんと打つみたいな。 あとがきによると、新シリーズとのことで、続編も大いに期待。続きを読む
投稿日:2022.09.03
中央公論新社
噺家に憧れ、高座扇を持ち歩く「落語刑事」平林定吉が、隠れた名探偵・八代目林家正蔵とともに事件を解決。昭和五〇年代が舞台の落語愛あふれる警察小説。
投稿日:2022.08.05
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