【感想】君のいちばんになれない私は

松藤かるり, 爽々 / アルファポリス文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 葛城騰成

    葛城騰成

    このレビューはネタバレを含みます

    とても素晴らしい作品でした。千歳ちゃんをメインに据えて余命僅かの華をサブに沿えてストーリーを展開させてくるところが構成の妙といいますか他とは違う所だと思います。
    北海道を舞台にしているのも好印象です。昔の日本を見ているような懐かしさがあるのがいいですね。島の皆が優しくて温かいので、故郷の良さを教えられるような気持ちでした。拓海の優柔不断さにはモヤモヤさせられる場面も多かったけれど、振り回されていて不憫でしたね。
    華の真っ直ぐさ、綺麗さの中にある黒さ。間違いも後悔も抱えて希望を持って生きようとする彼女の生き様は立派でした。
    大海君の一見、おちゃらけているムードも周りをよく観察しているからこそできるのであって、とても損な立ち回りばかりをさせられてきた子だったと思います。彼にも救いがあって欲しいと思う気持ちが大きいですね。

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    投稿日:2022.09.27

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