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髙橋聡美 / 法研 (3件のレビュー)
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・グリーフとは 悲嘆、と訳される喪失体験に伴って生じる感情。 悲しみ、落胆、苛立ち、敵意、怒り、恐怖、など。 ・100人いたら100通り 家族だからといって悲しみを共有できるわけではない 泣…いているからより悲しみが深い、 涙も見せないのだから悲しみが浅い、 などと判断できるほど単純ではない。 他人と比較はできない。 死因が同じでも遺族の反応は同じとは限らない。 遺族の思いは複雑だから決めつけない。 ・グリーフは消えて無くなけわけではない 時間と共に確実に薄らいでいく、というものではなく、現れたり遠のいたりする。 いつもどこかにグリーフはあり、何かの時にそれが表出される。 悲しみと共に生きている。 ・有害支援とは ①アドバイスする →余計なお世話 ②回復を鼓舞する →当事者の気持ちとかけ離れているかもしれない ③不遜な態度 →可哀想だから助けてあげる、という態度はみじめな思いにさせる ④過小評価 →故人の死の影響を軽くみてはいけない ⑤私はあなたがわかる、という自分語り →グリーフを吐き出させる機会を奪っている ・遺族を傷つけるかもしれない言葉 ・気持ちはわかりますよ →わかるわけない ・頑張ってね →これ以上頑張れない ・そのうち楽になりますよ →いま苦しくてたまらないのに ・泣いた方がいいですよ →泣かないことで自分をかろうじて保ってるのに ・あなたが生きていてよかった →私なんか生きてても仕方ないのに ・そんなに悲しんでいると亡くなった方が心配しますよ →立ち直れない私はダメ人間だ ・一人っ子じゃなくてよかったね →あの子の代わりはいないのに ・時間が解決してくれるよ →どうしようもないということか ・あなたはまだいい方ですよ →耐えられない私の弱さを指摘されている ・どうすればいいのか 当事者 ・同じ境遇の人と接すること ・自分のグリーフを吐き出す機会を持つこと 支援者 ・誠実な関心を示すこと 話の主導権を奪わない、否定しない、遮らない ・そばにいること オンラインでも良い続きを読む
投稿日:2024.01.08
Go Extreme
第1章 死別のあとで起こること 喪失と死別 死別はさまざまな喪失をもたらす 喪失とグリーフ 喪失体験は「グリーフ」を生じさせる 第2章 「だれが」「なぜ」による違い いろいろな死別体験 だれが、なぜ…亡くなったかで影響は異なる だれが亡くなったのか 第3章 グリーフをかかえた人ができること 現実的な問題 死別後しばらくは意外と忙しい グリーフへの対応/よくある悩み サポートを求める 一人では気持ちの整理がつかないことも 第4章 まわりの人ができること 注意点① 遺族を傷つけるかもしれない言葉に要注意 注意点② 気づかぬうちにしやすい「有害支援」 有害支援を避けるために① 相手の問題を解決したくなるときの心理に気づく 有害支援を避けるために② 「自分のこと」への理解を深めておく 第5章 子どものグリーフの理解と支援 遺児をめぐる課題 子どもだからこそ影響も課題も多面的 「死」の理解 幼い子どもには理解しにくい 「死」の概念 子ども特有のとらえ方 まわりの人ができること 学校の役割 子どもと接するとき続きを読む
投稿日:2022.05.23
haru
ふと読みたくなって読んでみて、喪失を経験しているときも、手に取れて、読めるのではないか、と感じました。 大切な誰かを失って、なかなか日常に戻ることができないとき。あるいは、日常には戻れたのだけれど、…言葉にならない気持ちが胸にあって、苦しさを感じるとき。 そんなときの自分に。 あるいは、そういう状態なのかな?と感じるどなたかと接するときに。 知っておくと助けになりそうなことが、読みやすい言葉で紹介されています。 まずは自分のために、すぐ手に取れる場所にこの本を置いておこうと思います。続きを読む
投稿日:2022.05.09
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