【感想】会社員、夢を追う

はらだみずき / 中公文庫
(14件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
3
5
4
1
0

ブクログレビュー

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  • haji07-2024

    haji07-2024

    02月-15。3.0点。
    バブル期、出版業界に入れず紙の商社に入社した主人公の物語。

    読みやすい。単なる成長物語ではなく、苦悩しながら進んでいく同僚や友人たちとのお話し。

    投稿日:2024.02.29

  • 永すぎた春

    永すぎた春

    このレビューはネタバレを含みます

    途中で積読状態になりながらも、ようやく読了!
    読み応えありました〜

    就活では志望する出版社に入れなかったが、本は紙でできているということを胸に、紙の代理店で奮闘する昭和の新卒(〜3年目)男子のお話がメイン。

    本が好きな主人公、銀座という土地、メーカーや種類によって違う紙の細かな特徴、同僚や上司、取引先との付き合い、男友達の近況、忘れられない初恋の相手…

    色々な要素が詰め込まれていて、読んでいる途中は追うのが大変でしたが、最後は納得いく形で綺麗にまとまっていて、爽やかな読了感でした!

    最後の方で、書店員さんからもらった名刺がスターエイジだったシーンがお気に入りです。

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    投稿日:2023.10.29

  • なんてひだ

    なんてひだ

    いやぁ大作でした。読み応えあるのはいい事、3日でした、でも改めてプロフィール読むと 自伝だな〜と、出版社ではなく紙の商社と聞きなれない場所で、なるほど実際に勤めてたということですね、実際出て来る専門用語は覚えられませんがA 4 B4と身近にある言葉が出てるんだと、※が次の展開するので慣れたかなあと でも3年なんだね、入社して3か月で上水流さんやめてしまうとは 引き継ぎも何も6億円の仕事をするんだから。由里さんとも最後まで平行線、梨木さんはみに染みるな自分にもあったよ、いつ息子の話になると思いきや。続きを読む

    投稿日:2023.10.07

  • 1462148番目の読書家

    1462148番目の読書家

    このレビューはネタバレを含みます

    1986年秋の就職活動の場面から始まる、昭和末期のお仕事小説。読んでいて色々力が入りました。

    男女雇用機会均等法が出来たのが1985年。主人公が不本意ながらも滑り込んだ会社でも男女同数の新入社員が入る。希望に満ち溢れていたであろう主人公と同じ課に配属になった女性社員が一度も使ったことがない自分の名刺を虚ろに眺める姿に胸が塞がれる。
    スマホどころか携帯電話もインターネットもない時代。世の中随分変わったけど、人は変わらず悩み、苦しみ、羽ばたいていた。

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    投稿日:2023.07.28

  • samoyed

    samoyed

    23.03.03~03.08

    「本は紙でできている」当たり前のこと過ぎて、考えてもみなかった。
    最近は、デジタルも多くなってきたけど、私は、やはり紙の本が好きだ。
    あの、ページをめくる瞬間、紙の感触、におい。
    本っていいよね、と改めて教えてくれた本。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.09

  • こてつ

    こてつ

    久々の長編。でもすぐにストーリーに取り込まれあっという間に読了。
    面白かった!
    夢に現実の仕事に右往左往しながら奮闘する航樹が自分の人生と向き合おうとする姿に魅了されてしまった。

    読書は断然紙派。
    ページを巡って先に進む…読み終えまた意味なくパラパラと巡る…そんな作業が好きで積読本や読了本に部屋の空間を占拠されながらもやっぱり紙派!
    でも紙派のもう一つの理由は紙なんです。
    紙の勉強はしたことがないので詳しい事はわからないけれどパラパラと巡った時の紙の匂いが好きです。
    金銭的にも手に取るのはいつも文庫。
    出版社によって紙の厚みや色、匂い…なんなら文庫のサイズも違ったりする。
    その紙によって印刷される文字の大きさやフォント、濃さ…全てがその紙や文字を最大限活かして本の内容の良さを引き出す為に無数の種類から選び抜かれこの組み合わせになっている。
    紙にも文字にもちゃんと意味がある…そんな事を感じながらいつも本を読んでいる。
    そんな事を感じたいから本は紙派!
    だから紙派の自分には「本は紙でできている」という言葉がしっくりくるし、なんだか嬉しくなる。
    航樹の人生を追いながら紙業界の仕事を知れたのも楽しかった!
    そしてやはり本は紙!と再確認できた事、本に今迄以上に愛着が湧いた事、図書館で借りる事も多いけれどやはり出来るなら自身で購入したい…改めて本の魅力に取り憑かれた一冊だった。
    続きを読む

    投稿日:2022.12.19

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