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乾緑郎 / 宝島社文庫 (7件のレビュー)
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advicekiyomidosu
時代小説を読んでいると、頻繁に登場する「平賀源内」 現代で言うなら「多方面にわたるプロデューサー」であろうか? 自分から藩主に、他の藩には仕えないということを約束し、自分の自由気ままな好奇心のままに…、生きてきた人。 その顛末を物語に。 実に面白かった!続きを読む
投稿日:2024.02.29
kimikokumiken
始めて読む著者 乾緑郎氏の本である。 今夏は、土用の丑が、2回あった。 夏に売れないドジョウを、売れるようにとキャチコピーを作った源内。 当然のように、今でも伝えらえている凄さに毎年、夏になると、昔の…人の知恵というか、知識に感心する。 「ねなしぐさ」の題名で本草学者であった源内。その殺人事件と、くると・・・薬草?毒草???と、思ってしまったのだが、・・・ 最初のプロローグで、田沼意知の「殿中でござる・・・」ではないが、絶命して仕舞う話から始まり、エミシ、竹とんぼ・・・と、どう繋がって行くのだろう! 何でも器用に、こないしながら、自由奔放だった源内。 殺人で、牢獄で亡くなったというのは、知らなかった。 エレキテルの話の方が有名すぎるのかもしれないから。 そして、戯作者でもあったという、今でいうマルチタレントのような人物である。 もっと、血なまぐさい、お家の紛争とか思っていたのだが、中には妓楼とのプラトニックラブ的な話もあり、硬い話になっていない所が読みやすい。 牢で獄死というのを、生存説に換えているのも、何故か読み終えても、安心感(?)が、あって良かった。続きを読む
投稿日:2022.11.02
dysm3636
平賀源内は晩年に殺人事件を起こし、その罪を問われて伝馬町の牢屋敷で獄死した。歴史上はそういうことになっている。しかし、本書は???
投稿日:2022.08.27
崎新一
平賀源内が土用の丑の日に鰻を食べたとかなんとか。そのタイミングで読んでみたけど、勿論鰻の話なんて微塵も出てこなかった。 そもそも自分は彼のことを名前と時代くらいしか知らなかった。だから、そんな波瀾万丈…な人生を歩んだなんて、後世に名を残しながらもある意味教科書に触れられることなくひっそりしていて、なんだかなーと思った。まあ、フィクションだから、そのままを鵜呑みにはしてないけれど、実在していた人物を主人公に二次創作的な作品を読んだのはあまりないから面白かった。ミステリーかつなんかミステリー特有以上の暗さも共存していて、読んでいて気持ちがズーンという時もあったが、志乃さんの話で爽やかさがあって、すごくいいアクセントになっているな、と思った。続きを読む
投稿日:2022.08.07
あだちたろう
平賀源内という、名前は有名だけどあんまりよく知らない人を題材にしたミステリー。ヘンテコな人物だったのか、と初めて知った。時が前後するのが読みにくかった。ラストはいまいちかな。
投稿日:2022.07.31
ヒューイチ
平賀源内と言えば『土用の丑の日』で鰻屋を儲けさせたプロデューサー! 『エレキテル』(使途不明)なるものを作り出した発明家!?→本書ではエレキテルがどういうものかの説明あり はたまた、絵を描き、戯作を書…き、蘭学者で植物学者で陶芸もこなし、金山も掘り当てる非常にマルチな才能を持つ男!現代であればインフルエンサーとして何らかの富は築けたはず・・・ しかし、そんな彼の最期は意外と知られていない・・・ まさかの、人を殺して投獄、破傷風にかかり獄死!!! 本書は天才 平賀源内の犯した殺人事件の謎に迫る! 最後がせつない・・・ 因みに本書を読んで得た雑学としてシロツメグサとはオランダからの積荷の緩衝材として使われており、その名称が『白詰草』だったそうです!続きを読む
投稿日:2022.06.22
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