【感想】ベルリンは晴れているか

深緑野分 / ちくま文庫
(78件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
16
35
14
2
1

ブクログレビュー

"powered by"

  • mao2cat

    mao2cat

    ほんと救いがなくてヘビーな内容だったけど、なぜ?と疑問がいっぱいあったので、ラストが気になり最後まで読めた。
    人間の生への貪欲さ、強さ、目を背けたくなるような残虐さ。
    戦争になれば、普通の人もこうまでなれるんだろうか?
    ウクライナ、キーウも出てくるし、今も戦争してる地域ではこのようなことが行われてるのかもしれないと思うと、胸が痛むけど、私に何ができる?
    ナチの支配下にあったドイツの人たちもあの状況にあって何ができた?
    虚無感に襲われる。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.21

  • area8800

    area8800

    長かった
    久しぶりに時間のかかる一冊
    文庫本の文字の小ささに辟易したし
    話も辛かった
    事細かに、実際こんなことがあったのだろうという
    そんな事柄が書かれていたせいもある

    生まれた国や時代に感謝しない
    続きを読む

    投稿日:2024.04.15

  • Limei

    Limei

    第二次世界大戦直後のドイツ・ベルリンを舞台にしたあるドイツ人少女が主人公のミステリー。
    合間にある戦時中のストーリーも合わさり、かなり読むのが辛く、途中で何度も挫折しそうになりました。
    ただただ苦しかった。
    以前訪れたダッハウ強制収容所を思い出し、つらすぎました。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.20

  • はなちゃん

    はなちゃん

    時代背景があんまり理解できないまま読んだせいなのか入り込めなかった。
    ミステリーというよりも、ロードノベルというべきなのか。

    戦時下の生活や、敗戦国のたどる状況などの悲惨さはリアルな描写です。これを書くには相当な当時の国家関係や市井を理解していないと書けないだろうなと想像しました。

    続きを読む

    投稿日:2024.03.19

  • しげはん

    しげはん

    私は数年前までベルリンに住んでいたので、舞台の地理的感覚がよくわかって読みやすかったが、そうでない人は相当頻繁に地図の頁を振り返る必要があるのではないだろうか。また、あまり日本人に馴染みのないドイツ語をそのままカタカナで表記しているところも多く、読みやすさよりも異国情緒を大事にしているように感じたが、それでいて登場人物の言動や描写が現代的過ぎて白けてしまう場面も…
    ストーリーはまあ、あっと驚くラストってほどでもなく、伏線回収も好みが分かれるところかも。ただ、戦時中〜連合国占領直後のベルリンの混乱ぶりは臨場感たっぷりに描かれており、「日本は鬼畜イワンどもに占領されなくて良かった」とつくづく感じさせられました。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.10

  • あびえす

    あびえす

    同著者作の、『戦場のコックたち』を読んで自分好みの文章を書く人だと思い、同年代の設定の話であるこの作品も面白いだろうと考えてこの作品も読んでみたがあまり面白みを感じられなかった。

    第二次世界大戦中後のドイツの薄暗さ、饐えたにおいのする生っぽさを強く感じられる文章ではあったが、その演出がくどく没入感が得られなかった。

    ドイツ人の戦後に晒される加害性は、日本人のそれと同様であり、歴史を見つめる上で無視して生きることは不可能なのだと強く思う。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.04

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。