【感想】「身体意識」から観る天才学

一個の現代人が自由であろうとするならば
意識の上で社会との関係を断ち切り
他者となるそれらに向き合っていかなければならない
しかし、社会の支えを失ったと認識したとき
人間の精神は脆いもので
たちまち、…立っていられなくなるほどの不安定に陥ることだろう
そうなった時の道は三つある
①元の社会的スタンスに復帰するか
②反社会的な思想に基づく別の社会にすがりつくか
③あるいは自らの身体意識のみを頼りに立ち続けるか、である

そのような選択を人に迫るポストモダンの現代
高岡英夫はディレクト・システムなるものを提唱した
理想的な身体意識のありかと流れをマッピングしたそれは
一見…というか何度見てもオカルトじみたものだ
ある程度、運動神経を持ってる人なら
直感的に理解できる部分もないことはないかもしれないが
それでもって歴史上の人物まで批評していくとなると
さすがについていけないものを感じる
教育の方法論としては
いろんな意味で高度すぎるんではなかろうか
（評価不能）続きを読む