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堂場瞬一 / 講談社文庫 (2件のレビュー)
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honno-遊民
「日本の警察」シリーズ第3弾。 舞台は70年安保の昭和45年。当時の世相のあれこれが綴られ、一定の読者には懐かしさとともに、セピア色の記憶が蘇ることだろう。 それぞれの「正義」観の違いから袂を分かって…いた高峰と海老沢。定年間近になった彼らが、友人の息子の自殺の原因を探るべく、18年ぶりに手を組む。 背後にあるのは、国をも揺るがす日米にまたがる巨大なスキャンダル。 二人の動きを牽制するかのように佐橋検事も登場。彼らの正義を貫けるのか予断を許さない状況に。 このシリーズ、高峰と海老沢の息子たちが活躍する平成版があるようで、そちらも期待できるか。続きを読む
投稿日:2022.08.18
y u
このレビューはネタバレを含みます
時間が経とうと解決しない問題を抱えたまま 友、小島の息子の自殺の真相を突き止めるために 動き始める高峰と海老沢 2作目、動乱の刑事の終わり方はあれで良かったんだと思えた 自殺の理由は 汚職に関わったという自責、汚職を隠蔽するための自殺教祖によるもの 希望を抱いて飛び込んだ少年に待っていたのが汚い大人たちの世界 学生を終えたばかりの若者にはどれ程のギャップを与えたのだろうか 個人を守るために捜査する高峰と 守るべき国を正すために捜査する海老沢の 刑事であることよりも もっと根本にある人間的な感情が溢れた言動が彼ららしかった 守るものは相容れないが 信じるものは互いだったのだろう ストーリーに交えて描かれる彼らの家庭 それぞれの場所で理事官に就き、家庭を持ち、父親となりシリーズ最終作のファイナルステージ 自身の道を信じる高峰と まだ探し迷いを見せる海老沢 それぞれの息子にかける言葉に『自分』がよく描かれている どう受け取ったのか自作からの次世代のステージに期待
投稿日:2022.06.27
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