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亀山郁夫 / 講談社現代新書 (9件のレビュー)
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kazuhisachiba
亀山先生御自身の哲学と,そこに至るプロセスが語られている.結局哲学あるいは思想は,自らが試行錯誤する上で獲得する以外に方法はないので,高校生・大学生あたりがロールモデルとするために活用する書物だろうか….続きを読む
投稿日:2023.08.22
勇気の花
「変えられることと変えられないことの境界を区別できること」「そして変えられないことは受け入れること」 この人の話を聞いていると、文学や音楽というものが、将来自分を振り返ってみた時、かなり大事なものにな…る、それらから何を得たのか、見ることができたのか、考えることができたのか。自分も後半に入ったのは間違いないのだから、大袈裟でなく、残りの一日一日を考えながら生きたいと思った。続きを読む
投稿日:2023.07.25
有井 努 Tsutomu Arii
ドストエフスキーの訳書などで知られる亀山氏の教 養について語られた自伝的著作です。 そもそも教養とは何か。から始まり、自身にとって その教養を身につけるためにどのような人生を歩ん できたかを語ります…。 納得させられたのは、高校生の時からの読書量とそ の中身です。 重厚な文学小説に挑んでいます。 やっぱりその頃の読書は後の人間を形づけるのだな あと思い知らされます。 ちなみに亀山氏の「教養とは?」の問いに対する答 は「もっとも高価だけれど、もっとも安く手に入る 最高のブランド品」だそうです。続きを読む
投稿日:2023.06.08
shu1rev
亀山氏というと、ドストエフスキーの翻訳が有名だね。いくつか本を読んでいるし、佐藤優氏との対談も読んでいる。本書は、亀山氏の読書を中心とした知の変遷。興味は惹かれつつ、ドストエフスキーとかロシア文学から…感じられるカタサのようなものから、退屈なんじゃないかなぁなんて思ったものだけど、予想よりも面白かった。学生運動が華やかだった亀山氏の学生時代から、研究に向かう懊悩、ソ連に行ってスパイと間違えられてほんとに殺されるんじゃないかと思ったような体験など、引き込まれて読んだな。俺自身は夏目漱石の『こころ』は教科書以外未読なんだけど、十代で読んだときと、大人になってから読んだ印象がまったく変わっていたというあたり、読書人の成熟を感じられるエピソードだった。音楽や、大学人としての話、英語とのつきあい方など、話題も幅広く、楽しかった。続きを読む
投稿日:2022.11.13
kouhei0210
ちょっと難解。 ロシア文学者の著者が教養について書いた内容。 特に通底にドストエフスキーがあり。 あまりよくわからないことが多かったです。
投稿日:2022.10.10
kemtarou
ロシア文学者であり東京外大学長である著者における教養とは?何が語られるのか、興味を持って読み始めた。人生百年と銘打ったタイトルから、どんな提言が出てくるのか、教養について、一般論的に本質論が展開される…かと思ったが、そんな期待は肩透かしにあった。著者の人生を辿る形で、ドストエフスキーとの関係性を底流に、個人史的な歩みの中で教養というものを捉えている。教養は個人の中で閉じるものでなく、他者との関係性をもって初めて生きるものである、という論旨は納得できる。 還暦を過ぎたあたりからの教養に基づく人生観が語られ暗い印象が落ちてくるが、最後の段になって、ロシアのウクライナ侵攻に触れる段落には警句とすべき文言が見出される。続きを読む
投稿日:2022.08.19
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