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筒井康隆 / 河出文庫 (19件のレビュー)
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hito4ogw
ハイデガーの解説本の中でもいちばんわかりやすいと言う評価の「ハイデガー『存在と時間』を解き明かすNHKブックス」を読んでみたものの、まったく理解出来なかったので、さらにわかりやすそうなこの本を読んでみ…ました。 結果は、理解出来たとまでは言えないけど、「なるほど、こういう風な事が言いたかったのね。」程度のことはわかりました。 『存在と時間』には。現存在とか平均的日常性とか、実存とか、本来性、非本来性とか、よく分からない単語が頻出するんだけど、まずはこの本から読んでみると、多少は理解の助けになると思います。 続きを読む
投稿日:2024.01.11
コウ
哲学書のなかでも、難解と言われる本の一つ『存在と時間』を、できるだけ嚙み砕いて、要点を抑えたのが本書である。「現存在」や「世界内存在」など、普段の生活では使わない用語を、本書の著書である筒井康隆が、…読者が今後、『存在と時間』を理解できるように手助けしてくれる。入門書として本書以上のものはないだろう。哲学書の解説であるにもかかわらず、所々ユーモアな表現もあってか、硬質な内容を和らげてくれる。このような工夫が施されているのが入門書と言われる所以である。それだけではない。本書の解説を担当する大澤真幸も秀逸である。『存在と時間』は、人間の死に対する指南書として読み込める。そのため、読者自身が精神的に不安な時、とくに日々死を意識してしまう人が読むと、ハイデガーの主張に共感できるのではないだろうか。続きを読む
投稿日:2023.12.13
そんそん
ここまでシンプルにハイデガーを解説してポイントを外さないのは素晴らしい。死への先駆性について、解説の大澤真幸さんの文章と合わせて理解が深まった。
投稿日:2023.11.04
やまさきニキ
自分と同じ年代に書いた存在と時間という本、それをわかりやすく解説してくれる本。知らないことがたくさんある。週末は哲学について考えたが、考えがかえってまとまらず混乱中
投稿日:2023.10.29
みずしま
うーん、、 口語体で読みやすかったけど、あんまり頭に入ってこなかった。100分de名著とかの解説方式とかの方が合ってるかも。
投稿日:2023.05.01
根無し草
講演を文字起こししたもので、文体も口語で時折入るユーモアもあり、すぐ読了できました。平易な文体だからといってハイデガーを理解ができたかというと話は別。世界内存在の部分はサラッと読めた一方で時間性は非常…に難解。 大学の般教で西洋思想の講義でハイデガーを学んだ際に出てこなかった時間性から導き出される良心を始めて学べた点だけでも満足です。ただ、存在とは何かという存在と時間の中で最も大事な部分は触れられていないのでそこは別の解説書で触れるとなおハイデガー理解が深まるかと。。。 人間を人間たらしめているのはいつ来るかわからない(しかも死因もはっきりしない)死をはっきりしないまま、でもそれを受け入れて日々目の前の可能性の中から一つ選択して生きて続けていく点なのかなと思ったり‥‥‥ ハイデガーを学ぶとき毎度励まされますね。 p.40 いつやってくるかわからない死を了解しようと人間は苦しんでいるんです。ですからそういった死ぬという自分の存在を自分で引き受けて生きていく、その実存という仕方ですね。それが現存在です。 続きを読む
投稿日:2023.03.15
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