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大倉崇裕 / ハルキ文庫 (12件のレビュー)
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じゅう
大倉崇裕の連作ミステリ作品『樹海警察〈2〉』を読みました。 ここのところ、大倉崇裕の作品が続いています。 -----story------------- 山梨県警上吉田署にある樹海で見つかった遺体専…門の部署・地域課特別室に、キャリアなのに配属された柿崎努。 ひとくせもふたくせもある部下の巡査、栗柄慶太と桃園春奈にもまれ続けて半年。 戸惑いばかりだった樹海での捜査にも少しずつ慣れてきた彼に、またもや災難が降りかかる。 そしてその災難は最大級で……。 富士の樹海に平和と混乱をもたらす、大人気の迷トリオが帰ってきた!待望の第二弾。 ----------------------- 2022年(令和4年)に刊行された作品……樹海警察シリーズの第2作です。 ■柿崎努の冒険 ■柿崎努の推理 ■柿崎努の逃亡 深い霧と神秘に包まれた富士の樹海の中で、柿崎警部補とそのチームが繰り広げる捜査……柿崎警部補の成長や、部下である栗柄慶太や桃園春奈たちとのやり取りやそれぞれの個性を活かした活躍が愉しめるコメディタッチの物語、、、 樹海の洞穴で発見された殺人容疑者の死の謎を解く『柿崎努の冒険』、 雪の樹海で発見されたテント内での死体……柿崎が宿に代々伝わる謎のドリンクを飲んで抜群の推理能力を発揮(でも記憶が欠落)して事件を解決する『柿崎努の推理』、 柿崎がホテルの一室で起きた殺人事件の容疑者として追われる……前2篇をあわせた全体の事件を解決に導く『柿崎努の逃亡』、 柿崎の堅物で杓子定規な性格に、やや苛立ちを感じつつも、一見、無軌道とも思える行動をとるが、実は優秀な警察官としての能力を備えている部下たちに支えられながら柿崎が事件を解決するというドタバタ劇に惹き込まれました……どんどん先が読みたくなる独特の魅力がありましたね。 樹海という独特の舞台設定や、登場人物たちのキャラクター性が魅力かな……機会があれば第1作も読んでみたいですね。続きを読む
投稿日:2024.05.06
ふち
シリーズ第二弾。富士青木ヶ原樹海での遺体を取り扱う樹海警察。今回は柿崎警部補が殺人犯人として追われることに。そうそう樹海で殺人が起こることは無いだろうから、ネタ切れの予感あり。でも栗柄巡査と桃園巡査の…話は完結して欲しい。続きを読む
投稿日:2023.12.17
machinobu
シリーズ、第二弾。 樹海専門の部署、山梨県警上吉田署にある地域課特別室。 キャリアなのに配属された柿崎 努。 一癖も二癖もある部下の栗柄 慶太、桃園 春奈。 それぞれのキャラも立っており、ストーリ…ーも面白いですね。 ・柿崎努の冒険 ・柿崎努の推理 ・柿崎努の逃亡続きを読む
投稿日:2022.11.23
kazuhisachiba
樹海という舞台設定アイデアと部下2名のキャラクタが世界観の全てなのだが,果たして短編的な物語ではなく,骨子の通った物語として成立するだろうか.
投稿日:2022.11.15
ポム
捜査担当エリアが樹海という山梨県警警察署地域課特別室のお話シリーズ第2弾。 必ず1作目から読んで頂きたい。 2作目になって少しずつ仲間が増えていっている様子が表現されております。 本作は3編で構成さ…れており、全編でつながっております。 最終話で盛り上がる部分と、おとぼけ無能上司が出来る部下2名に振り回されているところも楽しめます。 次の第3弾が楽しみ。 おススメの一冊。続きを読む
投稿日:2022.09.06
tamako
樹海で見つかった遺体専門の部署、地域課特別室の面々が活躍する連作短編集第二弾。 少しは樹海に慣れてきた柿崎警部補だが、今回は部下二人がいない日に臨場する羽目になったり、陥れられて逃亡犯となったりと大忙…しである。ドタバタしながらも杓子定規で堅物なところは相変わらずで微笑ましい。しばらくは地域課特別室から異動しないようだし、さらなる続編を希望。続きを読む
投稿日:2022.07.19
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