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和泉悠 / ちくま新書 (21件のレビュー)
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総合評価:
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itomona
第8章のヘイトスピーチに関する議論をするため、それまでの章で言語哲学的道具立てを整えている。そんな作りの本。第3-4章辺りがややハード。言語学を学ぶモチベーションのある学生さんには良い本かもしれない。…第8章については、なるほどと思った。続きを読む
投稿日:2023.10.10
horinagaumezo
悪口、嘘、ヘイトスピーチなどの「悪い」言語使用に焦点を当てた言語哲学入門。 挑戦的で面白い試みだと思ったが、読み終えて、言語哲学の入門書としても、悪口やヘイトスピーチなど「悪い」言語使用の分析としても…、ちょっと中途半端だったかなという印象を否めなかった。個々の記述には興味深いものが少なくなく、特に、悪口やヘイトスピーチの本質は自分より低くランクづけをすることという本書の指摘には納得感があった。続きを読む
投稿日:2023.09.15
moritahcu
本書の主題は、「悪口はなぜ悪いのか」と「どうして場合によるのか」ということである。本格的な議論の道具立ての導入も丁寧だし、語口調も面白い。それでも、難解な部分が残るのは、言語に関わる行為を真正面から捉…えることの難しさが関わっているのだろう。逆に言えば、本書が随分とハードルを下げてくれている部分は多いので、語用論の良い入門書でもあると思う。 第7章の総称文については、主語の大きさ問題を考える上では興味深いし、第8章のヘイトスピーチも現代的な問題として重要。これら終盤の2章までしっかり読んで欲しい。続きを読む
投稿日:2023.07.16
whitepapersort
このレビューはネタバレを含みます
虫や獣に例える悪口はランクづけのために行うというのはなるほどなぁと思った タイトル自体がいろいろ分岐できるようにしてあるのは面白い
投稿日:2022.08.20
ktazuke
「悪口の分類」「総称文はすごい」など部分的には興味深く読める章もあったが、全体構造が掴みにくかった。言語哲学や意味論入門のきっかけとしては良いのではないか。
投稿日:2022.07.13
gaaco
あだな、悪口、嘘、ヘイトスピーチ。 こういった邪悪な言語使用がもとで命を落とす人もいる。 本書はそれらに立ち向かうためにまずはどのように理論的に分析されるのかを解いていく。 新書としては貴重な本だと思…う。 前半は、分析のために使用する言語学、言語哲学の概念が紹介される。 タイプとトークン。 意味はどこに存在するか。 意味の機能的側面(真理条件的内容、前提的内容、使用条件的内容、会話の含み)。 確定記述。 言語行為論(発語行為/発語内行為/発語媒介行為)。 扱われている概念の広がりを見ると、なるほど、本書が「入門書」を名乗ることがわかる。 筆者によるとヘイトスピーチは、権力を持った者がある集団を不当に低くランク付けするところに問題の根源があるという。 そして、「ヘイトスピーチ」という語の用法に、単に憎悪を表現したものと矮小化したものがあるとも指摘されていた。 この問題について、自分がいかに考えていなかったのか気づかされる。 とはいえ、上に列記したような概念を、一応頭に入れて読み進めることになる。 例をたくさん挙げ、語り口も少しくだけているので、読みやすいと言えば読みやすいけれど、やはりある程度下地がないと、ちょっと厳しい。 総称文のところを読んでいて、以前読みかけて放り出している飯田隆『日本語の論理』が何を問題にしようとしていたか、ちょっとだけわかった。 この本を手掛かりに、積読状態になっていた本が読めるようになるかもしれない。続きを読む
投稿日:2022.07.09
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