【感想】殉愛

綺月陣, 周防佑未 / ガッシュ文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • あゆの

    あゆの

    表題作「殉愛」と「メビウスの環」の2作品収録。
    えーっと…どちらもタヒネタです^^;
    苦手な方はご注意を

    どちらの作品も重い…
    究極愛と言うべきかな
    タヒネタだけど涙腺崩壊とはならず…^^;

    BLではなく JUNE ですね。
    メビウスの環 はサスペンス小説で
    先が気になって気になって読む手が止まらなかった
    続きを読む

    投稿日:2016.06.04

  • alice

    alice

    読み終えたあと、涙が止まりませんでした。言葉に尽くせないほど悲惨で救いのない物語なのに、心が嘘のように浄化されるのはどうしてだろう。綺月作品に嵌まると中毒になって抜けられない。。極めて依存性の高い毒だと思う。献身、無償の愛。そんな言葉でも言い足りないものがある。シェークスピアのロミジュリみたく、あまりにも身勝手で自分たちのことしか見えてないふたりなのに、最後まで彼らが「愛しくて」たまりませんでした。この本は村上H氏の「風の歌を聴け」に次ぐ、私の愛読書になりそうです。続きを読む

    投稿日:2013.12.04

  • blkaigi

    blkaigi

    ケナゲ受け様のために、攻め様家族を捨てます。 2作品入っているのですが、死ネタですので、お好きでない方は避けた方がよいかも。

    投稿日:2013.03.19

  • 彩波(いろは)

    彩波(いろは)

    このレビューはネタバレを含みます

     阿久津敬吾は、営業のみを専門に行う会社で部長を勤める営業のプロ。
     元々、親会社から営業だけを専門に行う会社を作りたい、と言い、阿久津が中心となって立ち上げた会社だった。
     仕事は順調で、私生活では子供がいないながらも、洋裁や着付けを教える妻の智恵と順調な夫婦生活を送っていた。
     部下の辻沢朋之も、繊細な見た目から「営業」という仕事には向いてないのではないか、と危惧されたものの順調に営業成績を伸ばしていた。
     そんなある日、いつものように辻沢と一緒に、営業成績がイマイチである「広島営業所」へと出張へ向かうことになった日。
     運悪く、受験日と重なってしまい、シングルの部屋もツインの部屋も取ることもできずに、ダブルの部屋で二人で寝ることになってしまう。

     その夜、風呂上りにバスタオルを巻いただけの格好で出てきた辻沢に、思いがけなく欲情してしまった阿久津。
     同じベッドに入るも、眠ることができるはずもなく、誘われるように辻沢に口づけてしまう。
     翌朝目覚めた辻沢は、思いもかけず、過剰な反応を示していて――

     という話でした。
     何もかもが順調に行っていて、社内でも「夫にしたい男ナンバーワン」とまで言われていた男が、一人の部下に恋をしたことで身を崩してしまい、最後は破滅を迎える話でした。
     なんというか――商業BLでこのラストはありなのか……というのが、一番正直な感想でした。

     読む人のためにはっきり言っておきます。
     死ネタです。
     知らずに手を取ってしまった苦手な人は発狂しそうなくらい死ネタです。
     ちなみに、個人的には割りと好きな方なんですが、逆にちょっと物足りない。

     ページ数の関係だと思うんですが、もっと狂おしいくらいの二人の関係を書いてほしかったと思うし、バレるまでの経過ももうちょっとドキドキするスリルのあるものであってほしかったなーと思います。

     それから、もう一作、入っているんですが、こちらも人によってはアンハッピーエンド。
     かなりどきつい話です。

     これはもう、「BL」という枠じゃなくてもよいのでは? という感じの話でした。
     評価は思い切り分かれるかと思いますが、個人的には過去に書きたかった話の亡霊がこんなところに出てきたか――というような感じがしました。
     今はもうちょっと明るい話の方が好きです。

     死ネタがお好きな方には満足いただけるもののような気はします。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2012.12.02

  • sayuri

    sayuri

    このレビューはネタバレを含みます

    バッドエンド…なのでしょうか…
    執着がゆえに行き着く結末ですね

    綺月さんらしい、そんな作品です

    レビューの続きを読む

    投稿日:2011.12.19

  • 那義乱丸

    那義乱丸

    1998年雑誌掲載の2編収録。どちらも、今のBLではNGになりそうな世界。2編とも鬱展開であり、重い余韻の残るエンドですが、こういったお話も好きです。たまに読むならば、という条件付きで(笑)『殉愛』…20歳も年下の男に溺れていくオヤジが、切なくもあり哀れでもあった。純愛ゆえの殉愛だったかと。『メビウスの環』…捩れて閉じた環を巡る攻と受、究極の執着が産んだ結末といった印象。両作品ともに読後感は重いけれど、どちらの話も愛に殉じているので、バッドエンドではないとも思える。読み応えもあり、満足でした!続きを読む

    投稿日:2011.11.30

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