【感想】孤独の飼い方

下重暁子 / 青春新書インテリジェンス
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ク~

    ク~

    このレビューはネタバレを含みます

    最近、一人暮らしの母の衰えが激しく…
    離れて住んでいるので、できることは少なく…
    先日の彼女の誕生日に、寂しがっていた。
    誕生日に行ってあげれば良かったなとも思い…。
    そして、
    自分の老後についても考える。
    今は夫がいるから良いが…
    一人暮らしになったら、寂しいなぁ…と。
    この本を手にした。

    共感する部分、そうしたいと思う部分があった。

    P79
    「私は若い頃、何枚も鎧を着ていた。自分を守っているつもりで、心を見せることができなかった。…」
    ここに続く文章に、とても共感した。
    窮屈な鎧を早く脱ぎたいと思うが、できない。大学時代も、自意識だけが強く、持て余し、出口のない状態で堂々巡り。年をとるに従い、鎧を1枚づつ脱いで自由になった。
    かといって、若い頃からざっくばらに心をさらけ出すのは賛成できない。若いことは、未完成の自分に鎧をつけ、背伸びしてあちこち衝突して、悩み考え、とまどい、ぶつかる…自己形成するためにはやむを得ない関門である。若い時、新しく出会うことは、緊張の中で、考え、悩み、何かをつかむ…その過程の中で、傷つき、矢折れ、その中から一つひとつ自分で考え、感じ、選び取り年を重ねることが、大切。その結果、ざっくばらんになるのなら良い。
    いや、それでも気取りは必要。周りの人からどう見えるか、気にするのではなく、他からの目を自分の中に持ち、自分を客観視することは大切。

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    投稿日:2024.03.05

  • jingshang

    jingshang

    この本を読んでて、ずっと違和感を感じていました。私が「孤独」ということばから感じることと、この著者が書かれていることが、合わないのです。「自立」とか、「自律」だったら、違和感を感じません。
    これだけ、自分の意志を貫ける生き方が出来れば、ひとりかどうかは問題ではなくなってきます。それが提案の内容なのかもしれませんが。続きを読む

    投稿日:2022.06.20

  • Go Extreme

    Go Extreme

    孤独を味わいつくす生き方:
    孤独を恐れない
    ”ひとり“は淋しくない
    他人と連なりたがる理由
    グループの友は自分を育てない
    友を選ぶならライバルになれる人
    孤独を知る人は美しい
    ひとりで行動する
    まず自分の部屋を見わたしてみよう
    他人とちがうことをする素晴らしさ
    甘えあうラクな友だちの落とし穴
    いいなりにならない
    長いものに黙って巻かれ続けていると
    「どうもおかしい」からはじめる
    批判をしなくなったら人生おしまい

    しんどいほうを選び取る勇気:
    ラクしては楽しくない
    ラクを選んだ失敗
    楽しいことはしんどいことをしてはじめて味わえる
    手間をかけた「スロー」な生き方の賛沢
    厳しさに耐えて花を咲かす
    「藹たけた女」がいなくなったのはなぜか
    古典芸能からスターが生まれる秘密
    自分の道にはげんだ人のさわやかさ
    緊張感を失わない
    「緊張して上がっているからうまくいく」
    けじめのある生き方からくる美しさ
    素敵な女性は人が見ていない時こそきちんとする

    言葉はその人のすべてを映す:
    言葉を吟味する
    何気なく使っている言葉を心に照らし合わせてみると
    言葉探しは自分探し
    「沈黙」の意外なプラス面
    感動を存分に伝える
    感動を言葉にできる喜びをとりもどす
    心をつかむ一言は何がちがうのか
    言葉の貧困は精神の貧困に通ず
    いいわけはしない
    いいわけをしない美学
    他人のことばかり話していませんか
    「奥さん」「おばあちゃん」と呼ぶのはもうやめよう

    人づきあいは媚びず期待せず:
    人の気持ちになってみる
    仲間の目しか気にしていない人の迷惑
    全体を見る大切さ
    想像力を養うニュースの見方、読み方
    異性の友から学ぶ
    女同士はやめて男を誘おう
    男と女が集う場のメリット
    年をとってからこそ異性の友が必要な理由
    男的価値と女的価値がまざりあうことで文化を変える
    夫という他人、妻という他人と心地よく過ごす
    感謝の仕方はさりげなく
    なぜ男が料理をすると余分な感謝をしてしまうのか
    家での居場所を夫につくる
    不満が消える夫・子供との接し方
    自分に期待を以って生きる
    「友だちなら助けてくれるはず」と期待するから疲れる
    もっと自分にこそ期待をかけよう

    こだわりを手放さないということ:
    ものを最後まで使い切る
    ものには命がある
    ほんとうにいいものを買わないから捨ててしまう
    「もったいない」と思う心を育てたい
    プロ意識を忘れない働き方
    仕事は心を正してくれる
    学生気分とプロ意識の大きなちがい
    プロの主婦になる
    主婦業の中で何が得意ですか
    自分の好きにこだわる
    「仕事は楽しく、趣味は真剣に」

    私という「個」を堂々と生き切る:
    人に媚びない
    人に媚びるいやしさ
    品のある人はどこがちがうのか
    自分の価値基準を磨く生活法
    小さなことでも面白がる
    感動できる人はストレスがたまりにくい
    ひとり旅のすすめ
    恥じる心を忘れない
    死を覚悟して生きることは生命を大切に生きること
    恥じる心がなければ誇りは育たない
    「恥知らず」の顔はこうして生まれる
    身の始末は自分でつける
    元気なうちに身の回りの整理をはじめよ
    死に方を考えることは生き方を考えること
    身の始末をして美しく生きる
    続きを読む

    投稿日:2021.12.31

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