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塚本やすし, 塚本千恵子 / 東京書籍 (3件のレビュー)
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ShimaneKenの読書家
絶対に風化させてはいけない歴史を書いた作品 カーチスルメイ将軍指揮の下、東京大空襲が実施された。さらに戦後カーチスルメイ将軍は自衛隊の教育に専念したとして、日本から勲章をもらっている......。 … 人間の残酷さ、つらさ、幸せを一瞬でかき消してしまうこの国と国との戦い......。 不都合な真実など、なんだか怒りや悲しみがこみ上げてくる......。そんな作品でした。 評価は☆1だが、評価とか関係なく、気持ちのやり場のない作品。続きを読む
投稿日:2022.09.17
cinejazz0906
昭和20年3月10日、隅田川の近くで洋品店を稼業とする家で育った、6人兄妹の次女<ちこちゃん(著者・塚本千恵子サン)>が6才のとき、東京大空襲に遭遇。奇跡的に助かったその時の実体験を、彼女の息子である…絵本作家・塚本やすしサンが絵を描いて、忌わしき戦争の記憶を語り継がれています。 戦後、日本政府が、東京大空襲を実行したアメリカ軍のカーチス・ルメイ将軍に勲章を授与したことを解説した、東京書籍出版部の強烈な皮肉が、痛々しいまでの哀しみを煽る。続きを読む
投稿日:2022.03.25
とく@小学校教師
このレビューはネタバレを含みます
小学校教諭をしていますを 以前東京の戦災資料センターを訪れた際紹介していただきました。 太平洋戦争末期、アメリカ軍の爆撃機によって空襲の中でも 昭和20年3月10日深夜の空襲はもっとも激しく 死者は約10万人ともいわれています。 この被害は、複数の爆撃機による1度の空襲としては史上最大であり、 同じ年の広島・長崎の原爆投下とともに 第2次世界大戦中の最大の被害とされています。 東京大空襲の最大の特徴としては、 それまでの多くの空襲とは違い、 戦争に直接関係する軍事施設ではなく、 普通の家や民間人を殺傷することが最初から目的だったことです。 言問橋の悲劇や焼夷弾で燃え広がる街の描写。 柔らかなタッチの絵で描かれるからこそ浮き彫りになる戦争の残酷さ、悲惨さ。 当時6歳でこの空襲を奇跡的に助かった塚本千恵子さんの体験記となっています。 私は社会の戦争の授業や毎年3月10日にこの本を読み聞かせをします。 戦後70年を超え、戦争を体験した方のリアルな経験を伝えていただける機会は年々減っていきます。 ぜひ子どもたちにも伝えていかなくてはいけないと思います。 ぜひご一読のほど。
投稿日:2018.08.07
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