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小池真理子 / 中公文庫 (13件のレビュー)
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総合評価:
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ちい
このレビューはネタバレを含みます
読む前に思っていたのとは違ったし、突っ込みたくなるところとか結局どういう事とは思ったけど、読んでいる間楽しかった。懐かしき湘南よ。 夏子と早瀬のような関係を一生理解できないひともこの世の中には存在するのだよな。 自殺未遂って大きい出来事のはずだよな。 昼過ぎまで寝ていて、起きてから好きなものを食べ、午後は一万歩のウォーキング。夕方からエステや美容院に行き、夜は自宅で本を読んだり、雑誌をめくったり、テレビやDVDを観たり。そしてまた好きなもの、おいしいものを食べ続けて、午前三時まで起きている。そういう暮らしができれば、それこそが自分にとっての幸せな生活である、と彼女は語った。 「低空飛行していることに疲れたからかもしれない」 「低空飛行?」 「生まれてからずっと、地表三十センチくらいのところで生きてましたから。いつも地面すれすれに飛んでたみたいな。いっそのこと、土ん中にもぐってしまえればよかったんだけど、それもできなかった。自殺を図った人間はみんな、おんなじようなこと、言うのかもしれないけど」
投稿日:2020.12.03
noopy23
けっこうな長編のわりに、ピンとこない内容だった。 結局、何が言いたかったのか。人はみんな孤児だってこと? 夏子は結婚後、心を開ける人がいなくて、モヤモヤしてるところまではまぁ共感できたけど、その後の展…開はどうなの? 旬の存在も意図もいまいちよくわからないし。 小池真理子なのに、なんだかなぁ。続きを読む
投稿日:2017.09.26
cherry00
図書館のオススメで惹かれた。さくっと読めた。あらすじを読んだら、もっとどろどろした物語かと思っていたが、意外とあっさりしていた。感想の分かれるところであるが、私はもう少し(内容が)振れてもいいのではい…ないかと思った。続きを読む
投稿日:2015.08.31
白昼夢
元の鞘におさまった。各々が隠していたことが壊れていくが、表面上の家族という形は壊れず進んでいく。面白いが怖い小説であった。
投稿日:2014.03.09
nbyshrd
《本文より》 「おそるおそるというのではない。 ほしい獲物を悠然とくわえ、飛び去ろうとする、たかのように旬は自分の唇 で夏子の唇を慈しむように聞かせ、やわらかく湿った舌先をすべらせてきた。 その…感触に酔いしれ、思わず夏子が緊張をといた途端、二人の唇はたちま ち温かく溶け合った。 口の中が蜜と化した。」続きを読む
投稿日:2013.06.14
riekonk
転勤したばかりの自分と主人公の夏子の分離感が重なってしまった。読後に、チューニングが合わない、という本文中の言葉を思い出した。
投稿日:2013.04.09
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