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ケン・フィッシャー / パンローリング (2件のレビュー)
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総合評価:
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やなぎ
かなりの玄人向けの内容だった。 初心者がこれから市場と対峙するために本書から入ると、かなり諸々ハードルが上がりそうな気がする。
投稿日:2020.11.22
poron330
このレビューはネタバレを含みます
3つの疑問とは 1.実際には間違っているが、私が信じているものは何か。 2.あなたが見抜けても、他人に見抜けないものは何か。 3.私の脳は、相場についてそれほど良い考えを思いつかない。どうすればよいか。 である。1はPERの高い相場はリスクが高い、政府の巨額財政赤字は悪い、金利上昇は株式に悪い、バリュー株のほうが値動きは良い・・・などといったものだ。これらは全て常識と思われているが、実際は違う。低PERは万年割安株だし、景気が良いときの金利上昇は株価に好影響だろうし、財政赤字そのものは単独では市況に影響が少ないのだろう。派生する問題の方がより重要(財政赤字は公共事業が増えるとか、それにより金利の上昇があるとか)なのではないか。 2は重要だ ①知り合いの殆どが株価動向などについてあなたと同意見であったときは、警告である。あなたは間違っている。正しいことは孤独である。 ②メディアで投資に関する見解や出来事を数回読んだら、それは機能しないお古である。 ③論点は変化する。ある年に物価上昇の恐怖が相場を動かしても、次の年には異なる。 ④5年ほど人気の投資区分は、どれもこの先5年にわたって人気になることは無い。 3は簡単に言ってみれば業種(銘柄選びは大して重要ではない)・国の分散投資である。一銘柄5%だそうだ。 その他にも、弱気相場は18ヶ月までとか、利食いは良くない(その資金を他の株に投資してもそれが上がるかどうか判らない、利食いは撤退時のみ)とか、色々面白いことが書かれている。
投稿日:2015.01.19
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