【感想】証言モーヲタ ~彼らが熱く狂っていた時代~

吉田豪 / 白夜書房
(5件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 9mmakaneko

    9mmakaneko

    サブカル界で活躍する、少なくない人達はこのシーンから出ていた!
    あの時代のモーニング娘。、私も加護ちゃんはずっと気になっていたが、こんなに熱く応援している人達がいた。
     収監されていたサムライさんに、宇多丸さんが接見に行くのはいい話だった。
     吉田豪さんのまたひとつ、良い仕事だ。
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    投稿日:2023.12.31

  • sshige

    sshige

    2000年前後にモーヲタだった人のインタビュー集。有名ヲタもインタビューされてるけどサブカル系の人多め。ある程度アイドルやモー娘。、サブカル人脈に通じていないと、一般人には届きにくい本だと思う。推しに狂っている人の様子はおもしろいが、そのおもしろさが伝わるかどうかでこの本の評価は変わるだろう。

    2010年代前半のアイドル戦国時代にローカルアイドルの軽いヲタだったことがあるが、何故その程度のヲタだったのか、この本を読んでわかった気がした。本人の資質はもちろんあるが、まず年齢が20代~30代前半くらいであることが重要だ。20代になれば金銭的な自由がある程度ある上、若さ故の熱さや行動力が加わってヲタ活はすごく捗る。結婚してないから時間的な自由もある。そしてコミュニティとの関わりの有無が大きい。ある程度若くないとヲタのコミュニティに加わるのは難しいが、その若さでコミュニティに加わって、互いの熱量を高めていった様子がこの本から読み取れた。人はそんな様子を青春と呼ぶのだろう。この本に登場する人達は若干ひねくれているので「遅れてきたひねくれ者達の青春」と言えそうだ。

    杉作J太郎さんの章だけ異質な印象を受けた。ゼロ年代の時点で既に90年代サブカルの「おもしろければ何でもいい」という態度への反省が垣間見える。ちょくちょくロフト・プラスワンに出入りしていた当時、「加護ちゃん!加護ちゃん!」言ってるJさんをそんな風に見ることは全然できなかったが。
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    投稿日:2022.01.30

  • youkeypp

    youkeypp

     これはやはり現代風俗史だな。
     ファンクラブの男女比が逆転したという、今のハロプロについてもインタビューを集めて欲しい。
     たぶんそっちならもう少しリアルに共感できそう。
     

    投稿日:2021.12.26

  • 古泉智浩

    古泉智浩

    このレビューはネタバレを含みます

     吉田豪さんからこの連載でインタビューをしていただいた後に読み非常に後悔した。というのも、インタビューの時は記憶が非常にあやふやでこの本を読んでいて呼び覚まされることが多々あり、もっといろいろお伝えできた。

     最初にガツンと来たのは新潟爆音娘。で、これは大変なことが起こっていると最初に行った公式のイベントは新潟でのメロン記念日の『香水』の発売イベントだ。CDを買うとライブが見れて、斉藤瞳さんの地元でもあったせいか『香水』を2回歌っていた。その後握手会があったのだけど、ライブ会場から遠い三越で、確か2月か3月で雪が降っていて万代橋を渡るのが嫌で行かなかった。握手したいと思わなかったのだが、この本を読むと握手のためにハワイツアーに行く猛者がいて驚いた。その後、℃-uteやBerryz工房、スマイレージ、前田憂佳さんの握手に並ぶのだけど、握手してもすぐに忘れる。

     物欲がないのでグッズも全然買いたくなくて、ヲタとして薄い。コンサートも長くて飽きて帰りたくなる。結局のところ人気のないガラガラの映画館と誰もいない防波堤で釣りをするのが一番好きなのだ。そして何より美女が苦手で、素敵な若い女性が全力で魅力を発散していて、それに熱い気持ちを抱けるのって素晴らしい事だ。ヲタのみなさんをうらやましく思う。

     清里のコンサートにまるで引き寄せられるように皆さんが終結している。そこに行ったか行かなかったかで決定的にヲタとしての烙印が押されているようだ。その時は行く発想は全くなかったのだが、もし清里に自分が行っていたら違う未来があったかもしれない。

     今はうちに3才の娘がいて、いい感じで美女ではないので、自分には本当にちょうどいい。元気で面白くて大好きだ。毎日夕食を中断して突然歌い踊り始める。彼女は自分を絶世の美女だと思っているので、そのうちそうでもないことに気づいてしまうだろう未来が気の毒だ。パパは大好きだよと全力で応援したい。

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    投稿日:2021.11.07

  • りく

    りく

    モーヲタが面白い!と思ったのはフジTVでやっていた「真夜中」での杉作J太郎さんが初めてだったろうか
    タマフルリスナーだったからそもそもJさんが大好きだったのもあって下地は出来てたのだろう

    当時ASAYAN見ていたのにこれだけの人々を文字通り狂わせたモーニング娘。の魅力に気づくことなく時間だけがひたすらに過ぎ、ついに気づけたその魅力の対象は本人達ではなくヲタだった

    ここで語られる青春とランボー感。ただそれだけ熱心に追い続けられる対象と仲間が彼らには存在したという事実は素直に羨ましいと思える
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    投稿日:2021.11.04

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