【感想】偽りの貌 古来稀なる大目付2

藤水名子 / 二見時代小説文庫
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  • kimikokumiken

    kimikokumiken

    古希を過ぎたのに、将軍吉宗より、まだ、大目付の役をせよ!と三郎兵衛はいわれ、お役目を全うしようとする。

    藤木桂氏の本丸目付のシリーズも面白く読んでいるのだが、なかなか難題が、多い。

    この本では、三郎兵衛と稲生正武のやり取りから始まり、自分が刺客に狙われているのを、たまさか知ってしまった三郎兵衛。
    どうする!お庭番の桐野は、どう動く!

    三郎兵衛の屋敷に 賊が逃げ込んだという事態に・・・
    その賊とは・・・孫の勘九郎と銀二!!!
    金貸しなのに、催促無しの八代屋は、善人か?それとも悪人か?と、調べていくうちに、矢代屋は、居なくなる。

    そして、三郎兵衛への刺客も、桐野が、調べ上げて来るのだが、・・・
    三郎兵衛と稲生正武のやり取りが、微妙な面白さで、笑ってしまう。
    しかし、最後は、刺客と思える家老の一柳兵庫介の所を訪問し、「秘蔵の茶器」を無理やり拝見を願う風にして、屋敷の中の物置小屋ヘ、強引に乗り込む。
    そこには、八代屋の主 為次郎が、居た・・・・
    為次郎は、分家の次男で、馬之助と言い、武士よりも商人の方が、金儲け出来る事に・・・抜け荷から手を染めて行ったのであり、兄も弟の言葉に、家老から藩主へと野望が、膨れ上がっていたのだった。

    どちらも、身を亡ぼすことになるのだが、・・・・
    その悲壮感を、吉宗と三郎兵衛の言葉のやり取りで、最後は、笑ってしまった。
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    投稿日:2021.06.01

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