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山本博文 / 二見書房 (3件のレビュー)
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総合評価:
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kimikokumiken
ちょっと前に 林真理子氏の「西郷どん」の上・下を読んだ。 遠い昔、私の時代は、近代国家になる手前の出来事等、あっという間に、習ったので、理解したつもりが、余り把握出来ていない。 そして、戦争を知らない…時代だし、父母等は、辛い戦争時の話等、余り口にすることが無かった。 皆、この時代の話を避けているかのように、授業も進められてきたのだろうか?お、思われるぐらい、簡単な説明だけであった。 この本は、案外、時代考証の流れを淡々と、2色刷りで、図解している。 読んでいて、気付いたのだが、天皇という者から、権力を持ちはっじめた豪族、武士、将軍・・・への権力の推移が、描かれていると、思う。 第二次世界大戦後、マッカーサー元帥が、天皇制を維持した理由の所で、昭和21年元年に天皇が、「人間宣言」をした事に触れている。 これまでは、天皇は、神であり、神格性の帯びたものであったのだと、古事記のように描かれている天皇という偶像的に思っていた神の存在が、この時代まで、続いていたのだと、この年齢になって気付いた。 眞子さんのご結婚で、皇室というものの中での籠の鳥だったと、言わしめ、国民を誹謗中傷者扱いをした事で、これからの天皇という存在は、どうなるのだろうか? 上皇さまと美智子上皇后さまの 国民への思いが、末迄、続かないのでは、・・・と、思いながら、最後の「皇室の系図」を眺めながら、本を閉じた。続きを読む
投稿日:2021.11.20
yshimazu
日本史の概略を掴むのに最適。 図表が多く理解が進む。細かい記載もあり、何度も熟読して身に付けたい。
投稿日:2020.07.19
sugar41
一部、わかりにくいところがありましたし、2色刷りの使い方が微妙で見づらいページもありましたが、日本史をつかむ、という目的は十分に達成できる本だと思います。 小中高と日本史を勉強してきましたが、勉強…したつもりに過ぎなかったことを改めて認識しました。 その一方で、「学校の先生たちは、本当に日本史を理解して、授業をしていたのだろうか?」という疑問も頭をよぎりました。 可能か不可能かは別として、学校で歴史を習う目的は、この本の内容のようなまとめを、各個人が作り上げることにあるように思います。 歴史上の出来事の因果関係や歴史上の人物の人間関係を、この本のように視覚化することで、理解を整理できるとともに、理解が深まると思います。 また、それらを学習者同士で比較することで、多面的な見方が身に付くはずで す。 歴史に対する理解のぶれや誤解が個人間であったとしても、それぞれの解釈に筋が通っていれば、理解を妨げることはないように思います。 中学生の頃、いや、せめて高校生の頃に、この本に出合っていれば、日本史をもっと面白く、そして俯瞰的に理解できたと思われます。 それだけに、今の中高生はうらやましいな、と思います。続きを読む
投稿日:2020.06.28
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