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一木けい / ポプラ文庫 (14件のレビュー)
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おびのり
愛を知らない高二の少女 高校の合唱コンクールを通して 信じられる友人を得る 一木さんは、信じている者に裏切られる時の状況を 息を飲ませて読ませてくるんだなと思う 施設から引き取られ養女となった少女…の不適合性を思わせておいてからの 反転 ここが 良いです 重松サンらのぐっと我慢して正論で生きる学校物も良いけど 脆弱な家庭の子供達が 何かしらに生きる糧を見つけて 正面から生きようとしていく感じが魅力的 愛される事ができなかった少女と 愛する事ができない、あるいは愛し方がわからなかった養母 「恩に時効があっていい」これは、実の親子であっても有効なのではと思う深い意味合いがある いろんな家庭があることも含め 大人になる前の高校生あたりに読んで欲しいな続きを読む
投稿日:2024.04.18
たま
このレビューはネタバレを含みます
普段はあまり買わないような本。 流行りの本かな〜?と思いつつ購入。 読んでみるとスイスイ入ってくる、吸い込まれる。 どうなる?どうなる?!と久々に一気読みした。 重い重い!!ちょっとずつ重くなってくる!! うわぁ〜〜〜。となりながらも読み進めた。 が、最後が少し薄かった。 最後を良い意味の激重にして欲しかった感。 ハッピーエンドなのは嬉しいけど 終盤まで引き込まれていただけに 拍子抜けしてしまった。
投稿日:2024.04.05
ゆき
感情を整理してタンスの引き出しに分けて入れるみたいなことを書いていて、私は出来てないなぁと思った。人って見方を変えたら違った人になるな。その人のことをもっと知りたいと思う心が強くなった。
投稿日:2023.05.06
みずいろゆきだるま
高校の合唱コンクールが舞台。 爽やかな青春小説で、ちょっと変わった女の子だと思っていたら、後半ガラッと印象が変わります。 不可解な行動をする橙子に隠された秘密。 読んでいて苦しくなる展開でした。 虐待と一言で済ませるのとも違う親子の歪んだ愛。 橙子の育った環境も辛く、母の芳子の過去も苦しく、お互いが愛して欲しいと叫んでいるのに上手くいかない。 「追いつめる人は追い詰められている人だと思うの」 「恩にも時効があっていい」 離れることで上手くいけばいいなと思う。
投稿日:2023.05.04
み
途中からなんとなく背景は推測できたけれど、明らかになったシーンにはぞわりと鳥肌がたった。1種のホラー。 自分の記憶にある遠くは無いシーンが浮かんで、重い気持ちになった。
投稿日:2023.03.04
osugis
偶然に見つけた作家さんだったけれど、見かけると気にする様になってきた。 タイトルが内容をまさに表していて、凄く良いなと思った。 親の愛の形は様々で、親でない人からの愛もある。 受けた愛と似た愛を人…に与えるのだろうか。 人を試す様な愛。それに胸を締め付けられる作品だった。続きを読む
投稿日:2023.02.16
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