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榛名丼, 雲屋ゆきお / Celicaノベルス (2件のレビュー)
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いこ
このレビューはネタバレを含みます
井の中の蛙、大海を知らず。 家の中で、学園の中で姉に身代わりをさせ、美味しいところばかりをつまみ食いして乗り切っても、それを一生続けられる訳がない。 必ず何処かで墓穴を掘ることくらい予想できなかったのか、妹よ。 その辺り、言っては悪いが某キャラの発言同様「おつむが弱い」なあと思ってしまった。 ゆえに、今のところは順調に破滅フラグを立てている妹である。 ただ、世界を知らなかったという点では姉のルイゼにも言える。 世界はもっと広い。 家で学園で妹に縛られても、それよりもっともっと広い世界に出てしまえば、そんな呪縛、自分から断ち切ることもできる。 まあ、それを言うのは簡単だが、いざ教え諭して実行させるのは実際には困難だろう。 その世界への扉を開いてくれたのが、彼女の初恋相手である第一王子で本当によかった。 予想外だったのは、その第一王子のルキウスが彼女への恋心に当初は全くもって無自覚だった点。 え、自覚なかったんかい! 側近のイザックと遠い目をしながら見守る羽目に。 このイザックも非常にいいキャラで、挿絵でもある意味特別待遇、大変おいしい推しキャラ。 彼視点の番外編もあるのはありがたかった。 今回は妹がひたすら墓穴を掘り続け、身代わりの件を打ち明けられずに素直になれないでいる姉が、本来の夢だった魔道具を扱う研究者への道を開いて、少しずつ前に進み、王子が恋心を自覚した途端に告白し返事待ちと言う状況で終了。 身代わりの件は周囲が諸々察した上で、それでも姉を支えようとしたり恋したりしているのだが、如何せん彼女が気づいていない。 王子とちゃんとした恋愛ができるのは、彼女の呪縛の元になっている件を浄化できる魔道具ができてからになりそうな気がする。 それがキーになると思う。 次巻予告で妹が罠をしかけるみたいな感じにはなっているが、前述通りおつむが弱いので、余程頭いいキャラが仲間にならない限りは大ごとになりそうにないような。 何しろ、ルキウスが黙っている訳がない。 しかも彼の味方は多い。 そんなルキウスを敵に回しておいて、何ができるのだろうと。 さて、どうなるのか。
投稿日:2021.10.02
lovenovels
妹に利用されて、周りの人に誤解されているルイゼ。味方でいてくれるはずの家族でさえ、全く信じてくれないなんて辛すぎる。ルイゼが色々なことを諦めてしまっているのも仕方がないのかも。と思えてしまった。それで…も、ルキウスと再会してからのルイゼは、好奇心旺盛で年相応な感じがして嬉しくなる。ルイゼには今まで楽しいことなんかなかったかもしれないけれど、これからはルキウスと色々なことを経験しそう。また、ルイゼの前だけで見せるルキウスの顔をもっと見ていたくなった。続きを読む
投稿日:2021.09.26
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