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樋口清之 / 講談社文庫 (1件のレビュー)
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キじばと。。
日本人が性についてどのように考えてきたのかを、さまざまな史実を交えつつ紹介しています。 『古事記』などの日本神話の中では、性は大地の豊饒性を象徴するものとして語られています。このことから、日本人の伝…統的な性意識が信仰に裏づけられており、性は神聖なものと考えられていたと著者は語ります。しかし、中世から江戸時代までの封建制のもとで、伝統的な性意識が歪曲されてきたとされています。 古代の性意識の大らかさを賞賛する一方、爛熟した江戸時代の性意識を批判する著者の立場には、必ずしも納得はできませんでしたが、さまざまな史実が紹介されていて、おもしろく読むことができました。続きを読む
投稿日:2014.05.15
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