【感想】モヤる言葉、ヤバイ人~自尊心を削る人から心を守る「言葉の護身術」

アルテイシア / 大和書房
(37件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
16
11
6
0
0

ブクログレビュー

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  • ますいけ

    ますいけ

    大好きなアルティシアさんの本です。
    今回もキレッキレで一気に読んでしまいました。
    この本、20代のころ読んでいたら不快な出来事を減らせたんだろうな。と40代の私が思いました。

    本文中に”字女子は反射的に笑顔を出すクセをやめよう”と何度か出てくるのアですが、正しくこれです。反射的に笑ってしまうから、なめられる上に不快な目にも合う。
    先日私は推しの出てくるシーンをけちょんけちょんに言われ「そういう風に思ったんだwwww」と反射的に笑ってしまい、今でも公開しています。そのシーンは私にとってとても素敵なシーンだったのだから!!
    今思えば「そのシーンが好きで、そこに出ているキャラを推している人がいるということを分かっていないようだ……ククク…」と言えばよかったのかもしれない。と思った次第です。
    ついでに言うと、けちょんけちょんに言った側の人は、私がそのシーンが好きで、そのシーンに出ているキャラが私の推しと分かっていつつもけちょんけちょんにいいました。

    長年「自分がゲラだからすぐ笑うのかな?」と思っていたのですが、そうではなく、男社会に迎合するために笑っていたのかもしれない。と思いました。
    男性社会な会社でばかり働いてきたので……。
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    投稿日:2024.11.30

  • ako@SLE患者

    ako@SLE患者

    心の中ではもやもやしていたけど言語化するまでもない…と思っていたことを言語化してくれているので(しかも強めに)スカッとします。
    「立場が違っても同じ経験をしていなくても、想像力があればわかりあえる」
    その人のことはその人にしかわからないけど、理解しようとする気持ちが大切だと思う。その気持ちがないとすぐにわかる。続きを読む

    投稿日:2024.11.02

  • pa-yan

    pa-yan

    アルテイシアさんの本は、中村うさぎさんのように
    ふと思い出して読みたくなる(元気してるかな?)みたいな存在です。
    -------------------------
    「職場のトイレで泣いていた全ての私たちへ
     反逆しようよ
     自分たちのペースで」
    -------------------------
    ジェンダーの押し付け、
    マウンティング、セクハラ、パワハラ…

    ふと日常の中で発生したモヤモヤに対し、
    アルテイシアさんが話してくれています。
    不自然なことではなく、
    感覚がアップデートされているということ。

    見過ごしていた違和感、
    笑ってやり過ごしていたことを
    違うと認めてくれる一冊です。

    何か一言間違えると袋叩きにするSNSとか、
    ボクシングの試合のこととか、
    多様性やバリアフリー、フェミニズムという
    言葉はよく耳にするけれど、
    それを正しく?というかちゃんと受け取るって難しいなと。

    悪用する人も勘違いする人もいる中で、
    どうすればみんなが良い感じに生きていけるのか。
    あちらを改善すると、こちらに不具合が出て、
    全体的な調整やチューニングが必要になる。

    まずは目の前のことをコツコツと、
    知ることから始めて、
    考えようとすることを続けることと思い、
    本著読んでました。

    時には自分の胸に手を当てると、
    これは私かも…と思う一節も。
    例えば「愚痴を言う人」や「自虐する人」は、私にも思い当たる感情と経験。
    自分も無意識にやってしまいがち、
    とっさに反応してしまいがちなので、
    自戒も込めて読みました。

    たまに読んで、リセットというか整えたいと思います!
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    投稿日:2024.08.16

  • ち

    周りの人からの何気ない、もしくは無自覚に放たれるひと言に、傷ついたりモヤモヤしたりする、、誰でもあり得るシチュエーション。それらに対し、咄嗟に言い返したり反省や気づきを促せる返し方やメンタルを手に入れるための本。
    つい、ヘラヘラ笑ってやり過ごしてしまいがちだけど、それだと社会は変わらない。毅然とした反応や、こちらは不快になりましたよという意思表示をしないことには、発言した相手に自戒の機会はなくなり、社会全体がアップデートしていかないから。
    著者のアルテイシアさんは、ペンで戦い続けるフェミニスト。男女ともに生きやすい格差のない社会を目指して、分かりやすく、ユーモア溢れる文章で、世の中の不条理と不公平を訴え続ける。

    私は人を傷つけたいわけではもちろんないけれど、でも気を遣いすぎて発言できない状況も息苦しいなと模索中。意図的に傷つけるのはもちろんおかしな事だけど、でもいちいち「傷ついた!忖度しろ!」となりすぎるいわゆる繊細ヤクザがのさばる社会もいやだ。自分を傷つけるものを遠ざける社会になるのではなく、その中にあっても揺るがない自分であれる。そんなふうになりたい。

    以下抜粋

    ★なにもかもは出来ないけど、何かはできる→著者の好きな言葉とのこと。私もすごく好きになった。なんて素敵な言葉だろう。"やらない善よりやる偽善"を思い出した。こちらも好きな言葉。

    ●真の自立とは依存先を増やす事、という言葉もある。ちょっとづつ頼る事で心のバランスを保つ。それが一番健康的なんじゃないか

    ●いじってくる人、クソリパー、ストーカーはとにかく反応が欲しいのだ→無表情&無反応返しが有効

    ●私も含めて、みんなアップデートの途中なのだ。あれは良くなかったなと気づいたらその時点でやめればいい。過去は変えられないけど、未来の行動は変えられるのだから。
    モヤれるのは自分がアップデートしている証拠なのだ。差別に敏感でいる方が、無意識に誰かを傷つけずにすむ

    ●イジリや自虐はもう古いという風潮になってきた。令和は女性が自分を低く見せなくていい、堂々と生きられる時代になって欲しい。
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    投稿日:2024.06.06

  • コルベット

    コルベット

    それ、私が男だったら
    言いますか?

    炎上すべきものが炎上
    するようになった現代。

    ジェンダー意識が低い
    と生き残れない今日、

    男性はむろん女性自身
    も感覚をアップデート
    すべきです。

    家事をする夫を出来た
    旦那と評するのって、

    家事は女の仕事と決め
    つけてません?

    育児する夫をイクメン
    なんて持ち上げるのも
    甚だおかしい、

    自分の子を育てるのは
    当たり前でしょう?と。

    もっとも近頃は両者共
    すっかり見聞きしなく
    なりましたが・・・。

    しかし、未だに日本は
    世界一、夫が家事育児
    をしない国だそうで。

    そんなこと言われても
    社会がそれを許さない、
    と反論する貴兄は、

    少なくとも貴方自身は
    某自民党のお爺さんの
    ような価値観を捨てて、

    せめてマインドだけは
    そんな社会に加担せず
    にいてほしいのです。

    何もかもは出来ずとも
    何かは出来るでしょう
    と。

    と言われて、なんだぁ
    めんどくせぇ女だなあ
    とか、

    それじゃ女の方が立場
    が上みたいじゃねえか、
    と思った貴兄は、

    男尊女卑のマインドに
    立派に染まってまする。

    その価値観が時代遅れ
    であることをいい加減
    自覚してほしいのです。
    続きを読む

    投稿日:2024.03.12

  • 火曜金曜燃やせるゴミの日

    火曜金曜燃やせるゴミの日

    真面目なトーンではなくてテンポのいいネタ調になっているのが、個人的には読みにくいと感じました。

    著者と同世代の私もとんねるずの「保毛尾田保毛男」をテレビ番組でみて笑っていた。いまから思えば、子供とはいえ周りの大人たちも含め想像力にかけていたり、無知だったなと思ったし、モラ男話に関しては「やっぱり旦那はモラ男」と確信したし、若い女性が「まさかお父さんみたいな年齢のおじさんが、自分を恋愛や性的対象としては見ないだろう」と思っている一方で、勘違いおじさんは大発生しているという世の現象といい、再確認再認識することが沢山ありました。

    ヘテロセクシャルという言葉があまりきいたことないなと思って調べたら「異性愛者」だったので、聞き慣れていない理由がわかる気がした。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.18

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