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喜多喜久 / 宝島社文庫 (19件のレビュー)
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Bookrium
ややマンネリ化していたところに、大学の研究室に場面を変えたことで新鮮味が加わった。 最初から曰くありげな藤生さんはきっと何らかの事件関係者だろうという予想通りの展開ながら、最後の真相は厳しすぎるものだ…ったように感じた。 ここでシリーズが途切れているようですが、彼らがこの先成長していく姿は書かないのだろうか。続きを読む
投稿日:2024.01.17
ハルめめ
東啓大学理学部に新たに開設された『科学警察研究講座』に4年生の二人が参加することになった。レギュラー陣としては土屋と道警の北上が登場する。大学生二人の研究を主軸としているので、推理は少しで事件も簡単に…片付く。展開は無理があるけれど面白く読んだ。専門的な部分は少し流し読み。続きを読む
投稿日:2023.12.22
machinobu
『科警研のホームズ』と呼ばれる土屋准教授の驚くべき洞察力と推理力。 東啓大学理学部に設置された『科学警察研究講座』。 そこに配属された松山は、科捜研から派遣されて来た研究員・北上の指導のもと、同期の…藤生と共に、実際の未解決事件の捜査に携わる。 果たして、その成果は? ・悲劇を招くアヴォケイション ・転落のケミストリー ・隠匿されたデッドリー・ポイズン ・絞殺のサイコロジー それぞれ味わい深い作品ですね。続きを読む
投稿日:2023.10.09
shuwacho
このレビューはネタバレを含みます
今度はそうきたか! 科警研分室の3人のその後が語られるかと思ったら、今度は東啓大学に新たに開設された「科学警察研究講座」の大学生2人のお話。 土屋准教授は相変わらずのマイペースぶりで、なんと、北上さんが学生の指導を。 北上さん、成長したねーなんて気持ちになりつつ。 代金を箪笥預金していた老人宅の強盗の行方 「悲劇を招くアヴォケイション」 2度の転落事故で夫を失った女性、事故なのか事件なのか「転落のケミストリー」 金貸の老人は何処でどうやってヒ素を取り込んだのか「隠匿されたデッドリー・ポイズン」 公園で絞殺死体で発見された少年を殺した犯人とは「絞殺のサイコロジー」 海外ドラマの影響で何となく講座に参加した松山、何かを抱えて事件解決に必死になる藤生。 対照的な2人が事件を通してだんだんと視界が広がっていくのが清々しい気持ちになる。 自信無さげな松山が自発的に動くようになって、頑なな藤生が少し自由になっていくような。 最後にホッと息をつく。 事件解決だけでなく、指導者側視線にいつの間にかなってるっているのかも。
投稿日:2023.04.24
とび
登場人物が大学生ということもあり、臨場感や感情移入しやすかった。 最後の章は衝撃の結末であり、引き込まれた。 同シリーズの作品も読んでみたいと思った。
投稿日:2022.10.25
バス好きな読書虫
シリーズ3作目。 前作から1年。土屋の勤務する東啓大に「科学警察研究講座」と言う寄附講座が新たに開設される。 在籍するのは、大学4年生の学生二人。 オブザーバとして、北上が引き続き登場し、学生と土屋の…橋渡しをする。 前作までは研修中の3人がそれぞれの得意分野を活かし、謎を解いていき、ラストだけ土屋投入と言う形を使っていたが、今作からは学生がメインなので、がっつり謎解きと言うより、「事件を実験台に研究をしてます」と言う感じが前面に出ており、事件のトリックを調べているのか、研究の内容を描いているのか、もともと専門用語の多い作品なだけに、線引きが曖昧でトリックに挑んでいるって言う感じが、これまでよりも薄れてしまっているような気がする。 主役となる学生二人も、何となく好きになれず・・・ トリックが凝っている作品なだけに、新章に入って、ちょっと残念な感じ。続きを読む
投稿日:2022.10.24
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