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フェイス・A・ペニック, 押野素子 / DU BOOKS (4件のレビュー)
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hokkaido
私は批評理論におけるフェミニズム批評というものを率直に言って全く信用していないので(これはフェミニズムに対する敵意があるとかそういう話ではなく、様々な批評理論を一通り学んだ学徒としての純粋な意見である…)、そうした観点からディアンジェロの傑作『Voodoo』を語り、全くもって知的刺激が少ない読後感しか得られなかったことによって、やはりダメだな、としか思わなかった。 一つだけ確かなのは、フェミニズム批評というものが批評理論における古びた理論の一つに過ぎないとしても、ディアンジェロの『Voodoo』という音楽作品は後世に残り続ける作品であろう、ということだけだ。続きを読む
投稿日:2023.09.22
jazzboy
名盤の裏話、ディアンジェロでもメディアに翻弄されることに驚く一方で、感受性豊かなことで影響を受けやすい一面もあるのかと思うと超天才でも1人の人間なんだと。また皆が卒倒するような音楽を作ってほしい。
投稿日:2022.11.16
Stewie
Voodooを初めて聴いた時、酔ってるかのような感覚になったしそんな感覚は初めてだったのを覚えてる。まさに本書に書いてあるとおり呪術的なグルーヴという表現がにふさわしい感触だった。 Voodooの各曲…が的確に描写されててそれだけで国語の勉強になったし、その裏側も知ることができた。 何より著者のディアンジェロラブが伝わってきて、読みやすかった。 感想 ・アナログとデジタルの音の違いがわかった、アナログの方が生音に近い。ディアンジェロはアナログにこだわりあり。 ・酔い効果はビートとは敢えて遅らせて演奏されるベースの効果。続きを読む
投稿日:2022.08.28
いけたらいく
このレビューはネタバレを含みます
“スタートボタンを押すだけの話なんだ。とはいえ、そのスタートボタンはいつも壊れているのだが” 等のDの性格や思考を垣間見ることのできる言葉や、本人/世界の当時の状況などから紐解くVoodooの秘密。D好きなら必読の一冊でしょう。 個人的にはDevil's Pieのリリックでアーティストを小作農に例えている部分が現在を切り取っていてとても秀逸に思う。
投稿日:2022.02.14
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