0
砂原浩太朗 / 講談社文庫 (9件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
まさひろ
前田利家の家臣の目線からの本。時代が駆け足で進み、読み始めは物足りなさを感じたが、気づくとそれぞれの岐路での決断に心動かされていた。武士の生き様。命がけ。に感動。
投稿日:2024.01.30
梶井俊介
このレビューはネタバレを含みます
前田利家とその家来、村井長頼。信長の怒りをかって尾張を放逐されていた時期から物語は始まる。砂原浩太郎の作品を神山藩シリーズから読んだので、実在した人物を描く作品を初めて読んだ。信長から疎んじられていた時期から百万石の大大名になるまで利家に従った長頼の目を通して、主君たる寿栄のほか、信長、秀吉、家康という天下人の「ある日ある時」の様子を描いている。英雄たる利家そのものではなく、豪傑でもなく、知将でもない、忠義の家臣の長頼を描いたところが砂原浩太郎ののちの作品を思わせる。
投稿日:2023.07.14
たなか
長頼と利家の繋がりの強さ、読みごたえがあった。長頼が主と強く繫がる以前からのふたりをずっと追いかけていくのが楽しかった。長頼の成長が分かるのもまた楽しい。読み進めるにつれ、主従の絆が強まっていくのが分…かる。続きを読む
投稿日:2023.06.26
借買無 乱読
加賀百万石の礎を築いた前田利家とその家臣・村井長頼が、信長・秀吉・家康それぞれの時代を、共に歩んだ長編小説。激しい戦(いくさ)の中で、また泰平の世の中で、何に"いのちがけ"で臨むのか、そんなことを考え…てさせられる物語だった。続きを読む
投稿日:2023.05.24
ふう(ナオ)
まだまだ未熟な村井長頼は、加賀百万石の前田利家に仕える。 ある乱戦の中、逃げ惑う長頼。 その姿を利家に見られていた。 「生きたい死にたいなど二の次」 「目の前の敵を斃せーそれだけを考えよっ」 利家の叱…責が頭を離れない。 前田利家をより詳しく知ることができた。 時代小説が好きで何冊も読んでいるが 重厚なだけがいいわけではなく 砂原さんの作品のようにその時代を身近に感じ取ることができる 時代小説も必要だと思う。 作風が変わってしまわない様、そう願うのはわがままだろうか。続きを読む
投稿日:2022.09.30
shifu0523
前田利家の家臣・村井長頼が主人公。その視点で語られる、信長、秀吉、家康、そして主君・利家の姿。 当事者ではなく、一歩引いた視点で描かれているのがいい。決して聡くもなければ要領もよくない長頼の武骨な誠実さも好もしい。 誰かを悪役にするのではなく、歴史の大きな流れを描いているところもいい。
投稿日:2022.06.03
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。