【感想】もうあかんわ日記

岸田奈美 / コルク
(75件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
31
28
9
1
1

ブクログレビュー

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  • えぬえー

    えぬえー

    生きている限り、もうあかんって思う事はたくさんあるだろう。
    1,000年先もきっとそうで、枕草子みたいに読まれ続けてほしい。

    投稿日:2024.04.20

  • すのぴ

    すのぴ

    あかんわ、岸田さん。
    なんて言うたらいいんかな、ユーモア?チャーミング?
    とにかくおもろいねん、あかんわ岸田さん。

    応援?なんかちゃうな。
    時々岸田家のこと気にさせてください。

    あかんわ、岸田さんみたいに今の気持ちを表すちょうどええ言葉が出てこん。

    とにかくね、読んでよかった。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.08

  • CON

    CON

    【名言シリーズ】
    死ぬことにぶち当たると、生きることにもぶち当たる。死を前にして、はじめて、人は勇気を出せるし、心から感謝もするし、なに気ないことに幸せを感じる。

    投稿日:2024.01.29

  • m

    m

    表紙の絵とタイトルに惹かれて読んだ

    悲劇を喜劇に変えるために日記に書いた
    普通なら悲劇と終わってしまうのをそこまで昇華させるのは凄いなと思った

    投稿日:2023.11.20

  • ひゃっほう

    ひゃっほう

    ※当初、電子書籍の方を本棚登録してしまっていたので同じレビューを登録し直しました。「いいね」くださった方申し訳ありません。

    どちらかと言えば健康優良児な我が子が突然幼稚園で人生初のインフルエンザをもらってきて、当然の如く私に移り、その後も我が子の体調は低空飛行でひたすら機嫌が悪く、毎週小児科へ連れて行くという日々が一月ほど経った頃の夜中に止めをさすがごとく高熱が出て咳き込んで嘔吐という、疲れと寝不足でどうにかなりそう状況だったけど、笑顔を忘れずにいられたのは、この本を読んでいたから。

    備忘録も兼ねて前置きが長くなりました。
    外出先でも笑いを堪えるのが大変!なほど笑わせてもらいました。
    それほどユーモラスに湿度ゼロな文体でご自身の「もうあかん」なご家庭状況を書かれた一冊。

    「父は他界
    弟はダウン症
    母は車いすユーザー、からのコロナ禍に生死をさまよう大手術
    間におじいちゃんの葬式が挟まって
    ついには、おばあちゃんがタイムスリップ
    ーー残された長女(作家)にすべてのタスクは託された
    」(Amazonより)

    面白いんです。笑っちゃうんです。
    著者の岸田さんのご苦労は察するに余りあるし、いくらでもお涙頂戴の苦労話として成立する環境に思えるのですが、読み手のこちらが元気をもらえて、時折こみ上げる笑いを堪えるのが大変なほど、面白いんです。

    我が子の看病と自分の体調不良、寝不足で余裕を失っていたタイミングに読めて良かった。
    影響を受けまくって、岸田さんっぽい雰囲気で自分の目の前の状況を(心の中で)実況してみたら、何とか乗り切れました。

    とはいえ、ただドタバタな日々を面白おかしく描いているだけではなく、社会的なメッセージもあり胸を衝かれたりもします。
    この辺りはまだ、自分の中で誰かにアウトプットするほど考えが整理できていないので、胸を衝かれた文章を以下に抜粋。

    「相手の気持ちなんて、どんだけ注意深く見ても、1割くらいしか理解できないと思う。(中略)だからわたしたちは、気持ちを理解しようとする謙虚さは必要だけど、気持ちを理解できるという高慢さは捨てなければ。」
    「弟は障害者だ。ダウン症で、知的障害。
    でも、彼の特性は、成長がとてもとても、ゆっくりであること。言葉をうまく話せず、コミュニケーションが難しいこと。環境の変化や曖昧な空気の理解が、苦手なこと。それは障害なんだろうか。(中略)わたしたちがスムーズに生きていくために都合がいい人を『健常者』、都合が悪い人を『障害者』と呼ぶのは、なんかずっと、ぎこちない違和感がある。だからといって、障害者って言葉をやめましょうとまでは、思わないけど。(中略)いいか悪いかをジャッジするのは、いつだって、優れた人ではない。多数派の人たちだ。」
    「弱さを追い風に変えるには、ユーモアとチャーミングがいる」

    その他にもダウン症の息子さんを育てた著者のお母様の子育てエピソードには笑いながらも学ぶものが多くあり、一字一句見逃すまいと読みました。

    一冊を通して感じたのは岸田さんのご家族への深い愛情と、ご自身を取り巻く環境を正しく客観的に把握し、蔑むことも見栄を張ることもなく、家族が快適に暮らしていくために都度適切な行動を起こしてきたのだなということ。
    強がらずに助けを借りるけど、自分達にできることはきちんとやる。
    これって意外と難しい。

    それができるのは、やはりご家族や周囲の方を尊重し、上下の区別なく認めているからじゃないかと思いました。

    最近読んだ伊坂さんの本にあったけど、「他人と比べた時点で不幸は始まる」。
    岸田さん一家にそんな卑しい感情は全く感じられなかった。だから湿度ゼロ、からっとした笑いを誘いながらも人の胸を打つのだと思います。

    ありがとう、助けられました。
    続きを読む

    投稿日:2023.10.28

  • tvxqhitomi

    tvxqhitomi

    202303/エピソートもすごいけど、とにかく文章がすごい。ずっと読んでいたい文章。表現が見事過ぎる。

    投稿日:2023.10.25

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