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陳舜臣 / 講談社文庫 (4件のレビュー)
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キじばと。。
下巻では、隋の滅亡につづく唐の興隆からはじまって、中華人民共和国の成立までの歴史をたどっています。 著者は、「中国が一つであるという観念をつくったのは、秦の始皇帝の偉業でありました」と述べつつも、「…中国を一つの宇宙世界であるという考えには達していなかった」としています。その後、北魏の孝文帝によって「すべての人は人種民族を問わず、最高の文明のレベルで統一さるべきだという考え方」が打ち出され、世界帝国としての唐の理念につながっていったという見かたを提出しています。 比較的なじみのある王朝と皇帝の名前が多く登場するようになって、上巻であつかわれている時代よりも読みやすいように感じました。続きを読む
投稿日:2022.10.13
9d6t
長く冗長になりがちな中国の歴史を、連続性を持たせつつ過不足無くまとめあげた貴重な本。現中国の歴史は触れられていないが、1983年発行という状況では仕方ないか。しかし、いつの時代も名君より暗君のが多い気…が・・上巻の時代と比べてまだ凄惨なスプラッター社会はまだ少なかったように思うけど。続きを読む
投稿日:2010.06.05
きよ
聖徳太子は隋の煬帝に「日出処の天子、日の没する処の天子に書をいたす。」と書を送ったというのは有名な話ですが、煬帝は遊蕩の限りをつくし派手な工事をどんどん実行し、隋を建てた父の遺産を食い潰して、滅亡させ…てしまうのだから、聖徳太子のこの言は意図するとことはともかくとして、正しい表現だよなあ、と知る。歴史って面白いね。続きを読む
投稿日:2007.03.05
香澄
歴史は繰り返す。そして、中国は偉大な英雄を輩出しやすい国。その分面白いのに、近代に行くにつれて「中華」の名が哀しくなってくる。
投稿日:2006.01.22
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