【感想】中国五千年(上)

陳舜臣 / 講談社文庫
(4件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • キじばと。。

    キじばと。。

    中国を舞台にした歴史小説を数多く執筆している著者が、古代から現代にいたるまでの中国史を解説している本です。上巻では、隋による天下の統一までがあつかわれています。

    北魏の孝文帝について触れている箇所では、「権勢の争奪に明け暮れている歴史を読み、まれに理想主義の躍動を発見したときは、こちらの胸も躍るおもいがします」と述べており、良くも悪くも人間のなしうることをかき集めたようなエピソードが満載の中国史ですが、このような一幕に触れると気持ちのやすらぎをおぼえるような気分になります。

    著者は本シリーズ以外に、おなじく講談社文庫から「中国の歴史」シリーズおよび「中国の歴史 近・現代編」シリーズを刊行していますが、本シリーズはよりコンパクトなかたちで中国史の全体像を概観しています。ただ、長い歴史と広大な空間を含む中国史を文庫二冊のスペースで叙述しているために、説明が圧縮されてしまっているように感じるところもあります。とくに王朝交代のめまぐるしい時期は、混乱してしまいます。
    続きを読む

    投稿日:2022.10.13

  • pironas

    pironas

    中国史入門の、一冊目。陳舜臣先生の一冊目。
    現代の日本語の中に、中国の故事を基にしたフレーズがたくさん残っていることに驚く。中国の歴史書、日本で代々大人気だったんだなあ、とよく分かる。
    陳舜臣先生の文章には、ジェントルマン~な雰囲気が満ちており、やさしい先生の講義を聞いているような気分で読める。中国史にまったく暗いのだけど、思っていたより読める。しかし、五胡十六国時代?あたりから段々ついていけなくなってきて、中国の広さと王朝名の重複ぶりにげんなりする。下巻読めるか、不安だ~。続きを読む

    投稿日:2017.09.16

  • きよ

    きよ

    タイトルどおり、中国5千年の流れを概観するという、壮大なスケールの書物。これは、筆力がないとできないことです。中国史を勉強するときに参考書にしたらかなり厚みをもって理解できると思います。私は、歴代王朝名と主要人物を暗記することでいっぱいいっぱいだったから、「そういうことだったんだー」「この人の名前は聞いたことあるぞ」と、面白かったです。続きを読む

    投稿日:2007.03.05

  • 香澄

    香澄

    5000年の中国史を2冊にまとめたお得本。スピードが速いので人物がこんがらがりますが、面白いです(笑)

    投稿日:2006.01.22

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