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道家大輔, 手塚治虫 / ヤングチャンピオン (3件のレビュー)
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総合評価:
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静華
このレビューはネタバレを含みます
泣きました。最後の、百鬼丸が梵を「ひとりにはさせない」と慰めていた部分。それを見たどろろが、昔の己と百鬼丸を重ね合わせた部分。そのためだけにこの評価です。 敬愛にしろ情愛にしろ、お互いを思い遣って、生死を駆け巡ってきた百鬼丸とどろろ。そんな百鬼丸に裏切られた(それはどろろを心配する百鬼丸の思い遣りなわけですが)どろろと、自分のカラダのカケラを探す百鬼丸。どろろはおいて行かれたくなかった。そんな二人がまたであって、でもそれはまた旅をするという意味ではなく、殺しあうため。 たぶん。ふたりとも、サビシかったのでしょう。つらかったのでしょう。生きたかったのでしょう。 それが重なって、どろろは一瞬だけ己を取り戻して。 でもやっぱり、妖怪に戻ってしまう。 ――結局、どろろは鎌鼬のまま、去っていった。 殺しあう運命にはかわらないけれども、百鬼丸は決めた。 「どろろは滅ぼす、でももう刀は使わない」 鎌鼬となってしまったどろろを改心されられるのか、殺すしかないのか、それとももっとほかの方法があるのか。 それは分からない。でも、たびはつづく。 どろろと百鬼丸、そして梵のたびは。 ▼どろろ梵についてのレビューが書いてあるブログ http://ikesanfromfrneore.blog64.fc2.com/blog-category-17.html
投稿日:2011.10.30
りん
どろろ梵、完結。 元の「どろろ」が、次第に権力との戦いのお話になっていったのは、もともと、「どろろ」が、忍者物などの劇画に挑戦しようとしてつくられたものなので、仕方なかったのかも。 百鬼丸誕生そのも…のが、権力を得るため儀式だったし、物語として、それが内包されていたのだと思います。 でも、本当は、こっちの方向に進む道もあった気がします。そんな「どろろ梵」でした。 そして、物語は終わらない。 突き抜けて、広がっていきます。 素敵だ。続きを読む
投稿日:2010.09.21
Dakiny
手塚原作「どろろ」のリメイクというか、五百年後の世界を描く続編、無事完結。 原作は、四十八体の魔物の像が置かれているお堂が焼けることで、完全体となったことを意味して終わっているから、if的な作品だが、…デビルマンのAMONみたいにはいかなかったな。手塚作品のリメイクは難しい。続きを読む
投稿日:2009.05.26
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