【感想】ダンディなバツイチの世話してます【電子限定かきおろし漫画付】

このレビューはネタバレを含みます

祝デビュー25周年!!
新作は、紳士で乙女なバツイチ作家×天然人たらしなハウスキーパーくんのマイホームラブでした。
キュンキュンしたり切なくなったりしながら読みました。ｾﾝｾらしい優しさあふれるストーリーだったと思います。

家族で経営している家事代行の仕事に励む陽太は、かなり天然なところがあって、ついつい依頼人におせっかい過ぎる世話を焼いてしまうクセがある天然人たらし。
一方の家事を依頼してきた木久島は、何冊も本を出している作家なのに、自信なさげで自虐的、かと思えば乙女な部分もあったりして本当に真面目な紳士でした。最初ワイルドにヒゲヅラで登場したから、俺様なのかな？と思ったけどまったくそんなことなくて。

依頼者の求めること以上はしてはいけないとわかっていてもおせっかいしてしまう陽太が、木久島の素顔を知ったり、彼の離婚した元妻の連れ子のみなとと仲良くなったりするうちにどんどん木久島に心惹かれていく様子が陽太らしくて、とても良かったです。木久島も陽太のそういうところが嬉しかったのが伝わってきました。
陽太は惚れっぽいのではなく、優しすぎてほっとけない性分で、つい深入りしてしまうのかな…？ちょっと危なっかしいけど、これからは木久島とラブラブな生活を送るに違いないから絶対安心(笑)

陽太の家族や寛治たち、木久島と元妻やみなととの関係がしっかり描かれていたので、すごく感情移入ができました。特に寛治！ほんとにいいヤツ!!ぜひ彼の救済スピンオフ、プリーズ！

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