ニムロッド

上田岳弘 / 講談社文庫
(5件のレビュー)

総合評価:

平均 3.2
0
2
2
1
0

ブクログレビュー

"powered by"

  • シキモリ

    シキモリ

    スマホを傍らに<ビットコイン+採掘>のキーワードをYahoo!で検索しながら読み進めた結果、仮想通貨の広告が頻繁に表示されるようになった。情報化社会による利便性の恩恵に預かりながらも、時折薄ら寒さを感じてしまう。結果以外は価値を失うシステマチックな合理化の先に行き着く『すべては取り替え可能であった』社会は今や決して絵空事ではない。0か100かの世界において、何者かであろうと躍起になればなるほど【個としての寿命】は擦り減っていくのだろうか。黙々と【在り続ける】彼だけが健在の世界はそれを物語っている気もする。続きを読む

    投稿日:2021.02.25

  • うら

    うら

    淡々と紡がれていく文章がとても心地よく、一息で読み終えた。
    情緒的でもなく、悲劇的でも無いと言えるような文章で描かれる独特な作品。
    なんとなくテーマは分かるが、作者の意図やそれに対する答えなどが書かれているわけでなく、正直そのテーマを取り巻くものはよく分からなかった。
    しかし、何となく感じるボーッと浸れるこの読後感、主張しすぎない文章、冷静に独立したただここに在る作品、とても僕の好みであった。
    何度か読み返す作品となるだろう。
    続きを読む

    投稿日:2021.02.24

  • たけ

    たけ

    友だちから薦められたBLACK COFFEEの「Subconsciously」が良すぎて、妻と娘が寝静まったあと、これを聴き、ウイスキーを舐めながら、読書をするのが最近のマイブーム。
    この小説もそんなふうに読んだ。

    第160回芥川賞受賞作。

    ストーリーは何だかよくわからないが、妙に物悲しい結末がいい。
    しかし、ビットコインと採掘(マイニング)の仕組みがよくわかる。
    ダメな飛行機の話もなかなかいい。

    というか、この小説、もしかしたらすごく面白いのかもしれない…とあとからじんわりとこみ上げてくる。
    不思議な読後感。

    上田さんはIT企業役員と作家を兼業されている、とのこと。
    そのためか、なかなか硬質な筆致で、ビジネスパーソン向け小説だと思った。
    新たな価値創造を目指すなら、そこらへんの自己啓発書よりこの小説を読むことをおすすめする…かな?
    続きを読む

    投稿日:2021.02.20

  • chiharum

    chiharum

    モチーフだけ与えといて、全体像は読者任せ。と言う印象を受けたけど、第160回の芥川賞受賞作らしいので、きっと、もっと深いところに辿り着く能力が自分に無かっただけだろう。

    もっとも、仮想通貨やマイニングについての初歩的知識が欲しかったので、その点では自分にはちょうど良かった。

    なんとなく思ったのは、出てくる小道具やシーンが現在に近いものを実名表記しているところ。
    iPhone8やLINEとか。そのせいか、なんとなく作品自体が刹那的なものに思えてきた。
    続きを読む

    投稿日:2021.02.14

  • myahal

    myahal

    このレビューはネタバレを含みます

    なんとなくすっきりしない感じ。
    なんだろうなぁ。

    とりあえず、主人公は触媒役なのかな。
    ニムロッドと紀子さんが曖昧すぎて気にはなるが(そもそもニムロッドは同僚なら多少はどうなったかはわかりそうなもんだが)

    レビューの続きを読む

    投稿日:2021.02.07

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

本棚の開き方(スマートフォン表示の場合)

画面左上にある「三」ボタンをクリック

サイドメニューが開いたら「(本棚アイコンの絵)」ボタンをクリック

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。