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小野寺史宜, カシワイ / ポプラ社 (82件のレビュー)
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総合評価:
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ぽん
最後の話で、ほとんどの話が天使と悪魔が関わっているというので繋がっていて、おおっとなった。 特にお気に入りの話は、『おれ、降臨』。間違って死んでしまった男が、霊になって地上に降りてくる話で、自分が死ん…だ後も、家族に幸せになって欲しいという男の気持ちに、心がほっこりした。続きを読む
投稿日:2024.03.27
よし
変えることができない死の直前に少しだけ未来を変えるチャンスをもらえたり、死後の自分と向き合えたりできる時間を持てる話。全編にわたって天使と悪魔が絡むのかと思ったがそうではなく、いろいろなかたちの死の直…前、死後について語られる。最悪な状況から少しだけいい方向に向かったり、大切なものに気づかされたりと死に対する救いが用意されていてよかった。会話が伊坂幸太郎風なかんじでライトに読めるのも作品の雰囲気にあっててよかった。続きを読む
投稿日:2024.03.19
aosun85
短編集でさくっと読める。 おれとわたし。 天使と悪魔。 「死」の現実は変わらなくても、マイナスを減らしてほしいと思う。 がんばれ天使。
投稿日:2024.02.24
司書KODOMOブックリスト(注:「司書になるため勉強中」のアカウントです)
「結婚を控えた地下鉄の運転士、酔って駅のホームに立つDV男、仕事を辞め恋人も失った無職の若者……狙いをつけた人間の行動に絶妙なタイミングで介入し、運命の調整をはかる天使と悪魔。関りがないように見えてい…た登場人物たちを背後で接近させ、より合わせ、人間たちが気づいていないもうひとつのドラマを浮かび上がらせていく――。怖いのにちょっと笑ってしまう運命の舞台裏、天使と悪魔がつむぐ「ふつうの人たち」の物語。」 目次 レイトショーのケイト・ショウ 天使と一宮定男 悪魔と園田深 今宵守宮くんと カフェ霜鳥 ほよん LOOKER おれ、降臨 宇宙人来訪 中津巧の余生続きを読む
投稿日:2024.01.14
mayugeco
狙いをつけた人間の行動に絶妙なタイミングで介入し、運命の調整をはかる天使と悪魔。関りがないように見えていた登場人物たちを背後で接近させ、より合わせ、人間たちが気づいていないもうひとつのドラマを浮かび上…がらせていく。 結果は同じでもそこにあるちょっとした余地や幅。それで変わってきちゃうこともあるんだろうな。スキマ。余白。そういうところに面白さがある。続きを読む
投稿日:2023.12.26
すにぃ
10編の短編集。 とある事で死ぬ者と助かる者。 人間を死なせるために他の人間を巻き込む悪魔。 それを調整したりして防ぐ天使。 人間の命をゲームみたいにしないでほしい…。 他にも亡くなった人が会いに来た…り、死んだ自分が会いに行ったりする話も。 ボールのようで、ふわふわ動いてほよんと人にはじかれる霊の様子を想像したらとても可愛らしい。 ラストの天使と悪魔の攻防戦。 中津巧と大井潔武との命をかけた戦い。 もちろん天使が勝ったはず! 中津巧の決心は強いから。 『わたし』の悪魔と『おれ』の天使。 一人称がイメージと反対なのに最後に気づく。続きを読む
投稿日:2023.12.01
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