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須賀達郎 / モーニング (1件のレビュー)
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タカツテム
ああ、そういや村田はルリコの名前知ってたけど、ルリコは村田の名字も知らなかったんだっけ。なんか今更過ぎて、27話を読むまでその点をすっかり忘れていたよ 読者にとっては今更の展開。けれど、ルリコにとって…は大きな転機となりえたようで 25話はタイトルからして不穏だったため、どんな危うい展開になるかと思いきや本作らしさに溢れた話になったのは良かったな これまで本作で描かれたのは球場で何かしらを楽しもうとしたり、何かしらの繋がりがあったりとそういう人達ばかりだった。つまり球場の内側と関係ある人物ばかりで話が回っていたと言える そんな球場へ全くの無関係者であり悪意を持って近づいてきた人にどう対応するかと思いきや、球場の中に満ち満ちる楽しさやアオナの気持ちを契機に記者の気持ちが変わる展開は好みな方向性だったなぁ この巻には心に刺さるエピソードが二つ有るけど、その内の一つである31話『TTコンビ』は本当に刺さったなぁ……。第1巻から正体不明のマスコットとして登場していたサン四郎の正体がまさかあの人物だったなんて…… サン四郎が正体を明かすことはなかった。それは何よりも彼が言うようにプライドを持って働いているから。これはパフォーマンスが全盛期より落ちても現役を続けるコジローに似た部分があるね 二人共プライドを持ってそれぞれの仕事をしている。だから相手の仕事を邪魔するような余計な詮索はしない。けれどかつてのコンビとして祝ってくれるし感謝のハグを返す。静かだけれど確かな友情を感じさせるエピソードでしたよ…… そしてそしての3話かけて描かれた『大一番!』 これまで球場は描かれても野球シーンはそれ程描かれてこなかったのだけど、初のCS出場を掛けた場面であるなら別。このエピソードではしっかりと野球シーンが描かれているね。それは何よりも球場全体が目標に向かって一つになっているから。だからこれまで登場した球場の関係者達も再登場する 大一番で様々な人が関わればそれだけドラマが生まれる。獅子尾の怪我、捉えられた三井…… 球場全体が悪い空気になりかけた瞬間に声を上げたのはまさかのルリコ。売り子として様々な人と話してきた彼女だからこそ、球場の空気を変えられる そして変わった空気の大トリを飾るのがあのコジローであるのがこれまた格好良いんだ。彼なら何とかしてくれるという信頼感が有った。ただ…… 目標は叶わなかった。それでも一つになった球場の空気が変わらなかったのは本当に良かったなぁ…… シーズンが終われば次のシーズンを待つ時間が始まる。いわゆるオフシーズンであり、ここで幾つかの別れが描かれることになるのかな続きを読む
投稿日:2021.12.10
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