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クーリエ・ジャポン / 講談社現代新書 (42件のレビュー)
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総合評価:
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2007339番目の読書家
数年ぶりに読み直したけどやはり良本。世界でトップレベルの経済学者や哲学者が描く理想の世界、より多くの人が幸福を感じるには社会構造をどう変えるべきか、個々の意識をどう変えていくべきか陳述されている。
投稿日:2024.04.09
Maxy
読むタイミングが遅れてしまったので、新鮮さはない。しかし、ロックダウンがあった時の空気感と焦燥感がむず痒く感じられ、こうしたパンデミックに対するレジリエンスについて、忘れてはならず、今後の学びにしなけ…ればならないと思わせてくれた。 面白いと思ったのはソリューショニズム: ソリューショニズムはもともと、シリコンバレーで生まれたイデオロギーで、いまでは国のエリート層の思考法にも影響力を持つ。 ごく単純に言えば、「他の選択肢も時間も財源もないから、社会の傷にはデジタルの絆創膏を貼ることくらいしか出来ない」と考える思想だ。 ソリューショニズムの信者は、テクノロジーを使えば、政治に首を突っ込まなくて済むと考える人びとだ。「イデオロギーを超克した」政策を推進し、グローバル資本主義の車輪を回し続けることに精を出している。 数十年間、ネオリベラリズムが標準だった政策立案の世界でも、いまはソリューショニズムが標準になっている。 たとえば公共交通システムがボロボロになっていたとしても、政府はそこに投資しようとしない。ビッグデータを使って利用客ごとにパーソナライズしたインセンティブを与え、ピーク時の利用を減らせばいいだろう、といった発想になっている。 続きを読む
投稿日:2023.12.07
valleyside
この本は、コロナ禍の中、2020年に行われた各界の論客へのインタビュー記事を本にしたもの。世界中がコロナの恐怖に晒されていた事が論客たちのメッセージからもわかるだけに、時代を写した良い本と言えると思う…。そして2022年にはロシアによるウクライナ侵攻、2023年にはパレスチナ紛争勃発と、激動の時代になったものだ。2024年以降はどうなるのだろうか? 個人的に興味深かったところは、マイケル・サンデル氏の能力主義への警鐘と「民主主義国に相応しい暮らしに必要な市民のインフラを作り直し、階級が異なる人や生活条件が異なる人と出会えるようにするのです。市民社会を刷新して、活性化させていくのです。自分たちだけの狭い世界を壊して、ともに民主主義を実践していくのです。」という部分。世界で起きている紛争の根っこの部分の解決の一つの方策なのでは無いかなと思った。 続きを読む
投稿日:2023.11.27
だいすけ
いわゆる「ポストコロナ」におけるこれからの変化、不変なものについて賢人がそれぞれの分野でコメント。 コロナによってこれまで弱者であった人達、困窮していた人達はさらに困窮し、社会課題を浮き彫りにするだけ…でなく、より深刻なものにした。 幸福は瞬間的に感じるものであり、常に目指すものでは無い。 目指すべきは必要最低限の生活ができる人達の増加だ。続きを読む
投稿日:2023.11.08
本の虫
世界的にも有名な著書を持つ知識人による今後の世界のあり方はマクロ視点で役立ちます。 比較的歴史の浅い民主主義と資本主義の欠陥を今後どのように向き合うのか、その点について言及されている部分は参考になり…ました。 もう少し長い文で読みたかったですね。続きを読む
投稿日:2023.10.06
ミイ
新型コロナウィルスが世界に与えた影響による「新しい世界」を論じている一冊。新型コロナウィルスが終息しつつある中で、この本の論点もやや昔話のように感じるところもある。確実だったと思うのは ・エッセンシャ…ルワーカーと呼ばれる人たちが低賃金で働いていること。 ・現在のネット社会は消費者としての個人をターゲットにしており、危機における連帯をターゲットにしていないこと。 不確実性や無秩序を力に変える「反脆弱性」の概念をもっと知りたいと思った。続きを読む
投稿日:2023.05.04
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