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ピエール・ヴェリー / 論創社 (2件のレビュー)
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ao-neko
謎めいた本と手紙を巡って起こる殺人事件。オーソドックスで地味目のミステリ、という感じだったのだけれど。えーと、冒頭の本と手紙がどう関わってくるのかがなかなか見えてこないぞ、と思っていたら。 ……うわあ…。なんか酷い。バジル・クルックスあまりに可哀想すぎる! タイトルにある「絶版」とはすなわち「絶望」だったのか。ちょっとこの手紙の内容、涙を禁じえません。「遺産」もあまりにあまりだし。一見傍目から見ると馬鹿っぽくも思えてしまうのだけれど、小説に愛着のある人間にとっては、これは悲しすぎるなあ。「シンデレラの娘」、どんなものか読んでみたい気もするのだけれど。続きを読む
投稿日:2019.05.05
サラかえで
フランスミステリを調べているうちに『サンタクロース殺人事件』という作品を知るも、入手は難しそうときた。偶然にも同作者の本作が出るということで、手を伸ばしてみたわけだが、なんとも一筋縄ではいかないミステ…リであった。 第1回フランス冒険小説大賞受賞ということもあり、馬車で爆走する名場面?ではちょっとワクワクしたものの、ほぼ事件の謎や謎解きを楽しむ作品です。はっきりいって全体的にとっ散らかっているので、粗を探さずに成り行きに任せて楽しく読むことをおすすめします。機関車の窓に投げ込まれた無名の小説と手紙。船員が睡眠薬を盛られる事件。船のバーで起きた毒殺。それに続く殺人に失踪。ね?たくさんあって面白そうでしょ?全然スマートに解決しないんだけど(失礼)探偵が半ば強引に一丁あがりしちゃうユーモアさ嫌いじゃない。動機もそうなんだけど、とってつけたような主要人物の行動が後付けすぎて、笑っちゃうんだけど、探偵小説として読者を存分に振り回してくれる良作であったのでフランスミステリ読みはぜひ!続きを読む
投稿日:2019.05.04
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