【感想】誰彼 新装版

法月綸太郎 / 講談社文庫
(9件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
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ブクログレビュー

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  • あくら

    あくら

    先の展開は読めても真相までは読めない、ということを改めて実感した。
    「兄と双子の三人兄弟」と「首なし死体」というワードが出てきた時点で、この事件は“誰が殺されたのか”が重要だと分かる。
    それでも結局二転三転するストーリーに最後まで振り回されたし、飛び交う推理には困惑させられた。続きを読む

    投稿日:2023.11.26

  • MO-FU

    MO-FU

    法月綸太郎シリーズ2作目。
    前作の「雪密室」がすこぶるビミョーだった為にあまり期待してなかったんだけど、今作は良かった。
    密室、双子、首なし死体のある種古典的なギミックを使ったパズラー要素が面白く、そして何より、探偵役の綸太郎と法月警視の多重推理が特に見もので、綸太郎の推理に対し、法月警視は反証していき、それにより推理が二転三転していき、その度に様相がゴロッと変わっていくのが面白く、読んでいても飽きなかった。続きを読む

    投稿日:2023.10.14

  • まーちゃん

    まーちゃん

    '23年6月16日、読了。「雪密室」に続いて、二十年以上ぶりの、再読です。

    正直、内容はほとんど忘れてました乁⁠|⁠ ⁠・⁠ ⁠〰⁠ ⁠・⁠ ⁠|⁠ㄏなので、初読みに近いかな。

    でも…やはり、好き!「雪密室」と比べて、本作の方がヒネリは効いているかとƪ⁠(⁠‾⁠.⁠‾⁠“⁠)⁠┐楽しんで読みました。

    次の作品「頼子のために」のほうが、当時から好きだったので…このまま、久々に法月さんに浸ってみようと、思ってます。新しい作品、初めての作品に出会うのも良いけど、「過去に好きだった作品」も、やはり良いなぁ♪⁠~⁠(⁠´⁠ε⁠`⁠ ⁠)
    続きを読む

    投稿日:2023.06.16

  • おゆ

    おゆ

    ミステリにおいて、「首から上がない死体」というのはそれだけであらゆる事件の真相のバリエーションが想定されるものだ。
    身元の不明性を高めるのだろう、というところまでは、少しミステリを読んでいる人なら正直、想像がつくと思う。
    本書は、その「首斬りの動機」も含めて丁寧に可能性が消去されていき、途中ややこしい展開もあるが二転三転も楽しめてとても良かった。
    法月綸太郎と父の法月警視のやりとりもにやにやしてしまう。
    続きを読む

    投稿日:2022.07.15

  • 花嵐

    花嵐

    法月綸太郎シリーズ長編。最後の最後まで気の抜けない展開が続いていく多重推理ミステリ。読んでいて某アニメの「そうはならんやろ」という台詞がなんど頭を過った事か。地の文が読者からの感情移入を拒むかのような書き方をされているが、それもこれもタイトルである「誰彼」という単語に全てが集約されているような気がする。多重推理ミステリなため色々な解決案が出てくるわけだが、途中まで作中の法月警視のように頭を抱えたくなるような出来事の連続で「綸太郎!しっかりしろ!」と言いたくなるぐらいだった。続きを読む

    投稿日:2022.04.25

  • なおちか

    なおちか

    このレビューはネタバレを含みます

    久しぶりにシリーズにはまれそうだったので法月綸太郎シリーズの2作目を読んだ。
    法月親子がナイスコンビかつそれぞれキャラクターがはっきりしているので漫画みたいで読みやすい。
    これでもかというくらい推理が外れ、ラストでようやく真相に辿り着いた感じ。双子とその兄がいたから成り立つ結末だった。
    「枢機卿」は今後も出るのだろうか?いいキャラだったからまた出てほしいなぁ。

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    投稿日:2022.02.19

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